はじめに
つい先日まで私のオンライン英会話スクール履歴は3社のうちの一つラングリッチのみでした。4年半前から浮気できるのにしない実直な私。
ただもう4年と6ヶ月が過ぎたこともあって、最近では「そろそろどこかへ移ってもいい頃合いかな?」という気持ちも出てきました。
そこで今回、新しいオンライン英会話スクールを探す目的(そしてこのブログの運営という目的)で、他の2社の無料体験レッスンを受けてみました。同じオンライン英会話とはいえ、やはり会社が違うといろいろ勝手が違っていて実に興味深い体験でした。
その集大成として、本記事では改めて3社を比較してみたいと思います。
なお個別のレポートはこちらです。いずれも「初心者に優しいか?」を主眼としたレポート記事になっています。
参考
– 初心者に優しいオンライン英会話スクール徹底比較【DMM英会話】編
– 初心者に優しいオンライン英会話スクール徹底比較【レアジョブ英会話】編
– 初心者に優しいオンライン英会話スクール徹底比較【ラングリッチ英会話】編
実際に3社のレッスンを受けてみた結果
実際にレッスンを受けてみた感想と、わかった特長を一言で書いてみると、次のような感じです。
DMM英会話の感想と特長
DMM英会話は、他社と比較してコストパフォーマンスの高さが際立っています。ウェブサイトもスマホ対応で使いやすく、初心者向けへのナビゲーションもコンテンツもとてもしっかりしている。DMMという元々デジタルに強い会社なだけに、デジタルマーケティング、特にメディアのパワーがそのまま利用者増に結びついているな、という印象です。
ちなみにレッスンはフィリピンの講師宅からで、ネット環境は声の音質が変わったり、声が聞こえなくなることが3回程度ありました(あまりレッスンに支障はありませんが、何度か聞き直しました)。
DMM英会話サイトによると「在宅講師は厳しい回線チェックを経ての許可制となっている」ということで、確かにレッスンには影響はほぼないのは間違いありません。ただラングリッチのようなオフィス回線でのレッスンと比べると、間違いなくラングリッチに軍配があがります。
東欧やバルト三国だとネット環境がフィリピンよりよいので、そちらの講師であればもっと安定したネット環境で受けられるかも知れません。
レアジョブ英会話の感想と特長
レアジョブ英会話は、さすが老舗の貫禄で講師の選びやすさがピカイチ、DMM英会話に引けを取らないサイトの使いやすさで初心者にとってとても使いやすいものになっています。
レッスン内でもレアジョブの管理体制の良さやCEOが生徒の声に耳をとても傾けていると言う話を聞きました。講師がレアジョブの良さをアピールしてたところ、ちゃんと講師をマネジメントしてる管理体制なのがうかがえます。
ちなみにレッスンは講師宅からですが、ネット回線は安定していて、特に気になった点はありません。むしろ声の音質はラングリッチよりよかったです(講師のコンピュータやハンドセットの品質のせい?)。
少ないレッスンで判断することはできませんが、私自身はDMM英会話よりレアジョブ講師の方がプロフェッショナル意識が高い印象は受けています。自分が「レアジョブの講師」として意識してレッスンをしている自覚がありました。
オンライン英会話スクールが1つ1つのレッスン品質を高め、維持していくためには、こういう社内教育的な部分も結構大事に思います。
ラングリッチの感想と特長
ラングリッチは、ウェブサイトは他のどこのオンライン英会話スクールと比べて貧弱でしたが、レッスンの快適さはNo.1でした。公平に判断するため、今回2回ほど初めての講師を選んで、入ったばかりのような新鮮な気持ちで受講しました。
全体的に初心者に優しいとは言えないのですが、講師がオフィス勤務のため回線が安定しており、同じ国内で会話をしているかのようにナチュラルな会話、レッスン進行が実現できます。
2年前くらいにオフィス環境が劇的に改善されてから、ネット回線の安定性は非常に高く、安心してレッスンを受けられるインフラになったようです。
ネット上の情報、評判からだとなかなかラングリッチの良さはわかりにくいですが、純粋にレッスンから判断したときはやはりラングリッチが一番品質が高い授業が受けられると感じてます。
結局、イチオシのオンライン英会話スクールはどこ?
この質問に対する答えは、みなさんがオンライン英会話の初心者か否かで少し違うものになりました。初心者にとって優しいかどうかと、レッスン自体のクオリティはまた別物に感じたのです。
DMM英会話 vs. レアジョブ vs. ラングリッチ。さて、どこがイチオシ?
まだまだ「英会話」自体に慣れていない初心者
「初めてのオンライン英会話スクール」「英会話に全然慣れていない」という方へのオススメは間違いなくDMM英会話です。
参考 DMM英会話
理由は次の3つ。明らかに一番安心して入会から最初のレッスンを終えるところまでスムーズにできるからです。
・日本人のコンシェルジュがいる(すごい安心感)
・初めてでも入会から無料体験レッスンの予約&受講までが一番やりやすい
・コストパフォーマンスが最も高い
DMM英会話は初心者向けに相当力を入れて作られているように感じます。スマホ1つで入会からレッスン予約まで本当に快適にできました。教材も充実していますし、迷ったら日本人に相談できますし、至れり尽くせりの素晴らしいオンライン英会話スクールです。
ある程度オンライン英会話に慣れてる中級以上の方
オンライン英会話に慣れてきたり、英会話が上達してくた方へは、RareJob(レアジョブ)やLangrich(ラングリッチ)の方をオススメしたいです。老舗の強みとして講師の管理体制やマネジメントや、フィリピンの特徴である回線の不安定さへの事前対処など、長年積み重ねてきたさまざまなノウハウを持っている会社の方が安心感があります。
参考 RareJob(レアジョブ)
参考 Langrich(ラングリッチ)
特にフィリピンは、台風が多く直撃したり、大雨による洪水が発声したり、結構年間を通じて自然災害が多い国です。DMM英会話は東欧にもたくさん講師がいるので一概には言えませんが、安定性についてはネットの評判と今回のレッスンを通じてみたところ、まだまだ未知数かなと感じました。
これは個人的な好みですが、ラングリッチのレッスンでの会話のしやすさと、お気に入り講師の予約のしやすさはやはり魅力的に感じました。
ちなみに、私の結論は
私は4年半ラングリッチにいて、これからもオンライン英会話を安定して長く続けようと思ってます。その場合、DMM英会話やレアジョブに移ることはまだまだ難しいなというのが正直なところです。移る理由がないので、現状維持となりました。
「安定して英語で会話ができる」という点では、正直ラングリッチが最も安心して受けることができています。講師全員をオフィス勤務にしている管理体制は、やはりコストをかけてるだけの価値があるなぁと実感してます。
日本語でも英語でも、特にオンライン上ではほんの数秒でも会話がとぎれたり(choppy)、聞こえなくなるなんて耐えられないのです。
だから私はこれからも当分ラングリッチで頑張ります。たとえサイトがあんなにショボくても(笑)