トラヴァースイングリッシュ 日本語版

様々な英語学習体験を元に、めちゃくちゃ忙しい人でもICTを活用して効率的に英語コミュニケーショ力を身に付けるノウハウや悩み解決法を紹介・レビュー・検証します。

海外旅行 英語学習コラム

たとえ短期でも海外へ行くなら絶対に英語に慣れておいた方がいいたった1つの理由

Travel luggages

photo credit: Luggage via photopin (license)

旅行だからといって油断は禁物

旅は楽しいものです。私は海外旅行が大好きで、全てを我慢してでも、全てのお金を旅行に充てたいくらいです。

みなさんはアメリカやイギリスなど英語圏へ海外旅行の際、英語を少しでも学習してから行きますか?海外旅行に役立つとっさの英会話とか、旅行ガイドの地球の歩き方などに載ってるのをちょっとだけつまんだりしているかもしれません。

私としては、その旅行が観光や出張などの短期間であっても、旅行出発日までに英語にはしっかり慣れておく、少しでも学習しておいた方が良いと考えています。

「英語なんて、どうせ入国審査と買い物や食事するときにしか使わないでしょ?」

そう思われるかも知れません。確かに一般的にそれほど英語を使わないことの方が多いのは間違いないのですが、ケースは少ないながら英語がかなり重要な場面もあります。

「英語やっときゃよかった!」と後悔する瞬間

旅行で英語がホントに必要なとき。それはトラブルが発生したときです。

日本にいると、また海外旅行でもツアーだとトラブルはあまり発生しないですが、自由プランのような海外旅行や短期の海外出張では、何かとトラブルがつきものです。

旅行中のトラブル1

私がボストンからグレイハウンド(Greyhound)というバスで友人の滞在先へ初めて行こうとしたときのことです。ちなみに当時英語は全くしゃべれません。

行き先を確認し、バスの運ちゃんにも「○○(地名)というところへ行くか?」とあらかじめ用意してた英語で聞いたところ、ほとんど聞き取れずに「通るから大丈夫」らしい雰囲気があったので、割と安心して乗ったのです。しかし、いつまで経ってもその場所には着かず、挙げ句終点に行ってしまった…。

アメリカのバスは長距離なので、途中で運転手が替わったりするんですよ。そのときも、見事にバスは途中で運転手が替わっており、「ちょっと!言ってることと違うじゃないか!」とクレームを言うこともできません(英語もできないのでそもそもムリです)。

バスを降りて途方に暮れる私。「ここはどこ…?(泣)」

バス会社の人に現在地がどこなのかは聞けたが、もう折り返しのバスはないという。結局友人に電話で助けを求め、車で迎えに来てもらいました。不幸中の幸いで、その場所から1時間くらい離れた場所が友人宅だったのです。当然1時間待ちましたが(笑)

アメリカの長距離バス、安くていいのですが、実はこういうトラブルが多いのです。区間にもよるのでしょうが、システムがよくわからない、言葉もわからないので、リスクが高い。英語が少しでもできたなら、隣の乗客に確かめたり、運転手にもっときちんと確認できたでしょう。

旅行中のトラブル2

もう一つは飛行機です。カナダのオタワという場所から帰国するときのこと、オタワからトロントへ行く飛行機が航空会社の都合で遅れ、トロントから成田への便に乗れなかったことがありました。翌日まで待たなくてはいけなくなったのです。

その航空会社(ユナイテッド航空)の都合なので、そのことを何とか航空会社の窓口で伝えてバウチャー(ホテルの無料券)をもらおうとしたのですが、期待に反して何ももらえず。これではどこかに泊まるのは自腹で払わなければなりません。自分のせいでこうなったのならまだしも、悪いのはどう考えてもユナイテッド航空。自腹でホテルとかありえません(怒)。ここで妥協したら負けです。

残された道はただ一つ。ユナイテッド航空のいろいろな担当者(アメリカ人)を説得して、バウチャーを発行してもらうことです。私は今までにないほどすごい必死になって交渉しました。死にものぐるいだと、英語ができないとか恥ずかしいとかは、どうでもよくなります。どんな手段を使ってでも相手にわかってもらわなければなりません。

英語は先のバスのときに比べればまだよかった(シャドウイングのおかげで、少しは聞き取れるようになっていた)のですが、焦りながら状況を説明し、バウチャーをもらう交渉の難しいことといったら。英語がまだまだ全然話せなかった私にとって困難を極めました。

とにかくムカツクいたのは、ユナイテッドのエアチケットとJALのチケットには何の関係もないという言い分です。こっちのスケジュールを全て狂わしておいて何が関係がないだよ!!

なんとか最後には、チケット2枚をゲットしました。2つのバウチャー、ホテル無料と$15の食事券です。このバウチャーを手にするまでかかった時間は約2時間ですよ。11:45に空港についてランチも食べられず交渉し続け、終わったのは14時過ぎです。交渉と言ってもすぐにスタッフが対応してくれるわけではなく、行列に並ぶ必要があったのもかなりストレスでした。

Hotel Voucher

実際にバウチャーを手にしたときに撮った写真。これを手にしたときの喜びは言葉で言い表せない程でした。

飛行機が遅れることはよくあることですが、それにより泊まることになれば、大抵は航空会社がホテルを手配してくれるものです。実際、このトラブルの前にも2回ほどそうなったことがあり、割と起こりやすいトラブルだと思います。

その他にも細かいトラブルはちょくちょく起きています。ホテルではシャワーが壊れてて水しか出なくて直してもらったこともありますし、地下鉄やバスといった乗り物関係は特に多い印象です。

さいごに

海外旅行は、かなりタフさが求められます。日本のように時間厳守で丁寧に対応してくれる人は少なく、いろいろトラブルが発生しやすいからです。

トラブルの怖さは、実際に起きてみてからじゃないとわからないものです。しかし日本で起こるのと外国で起こるのとではかなり様子が異なり、結構精神的にも肉体的にもダメージを受けることも少なくありません。

旅行が台無しにならないためにも、外国へ行く機会があったら、だまされたと思って英語を猛勉強してみましょう。締め切り効果ありますし、その機会に大きくスキル向上が期待できます。そして何より旅行が台無しになるリスクをだいぶ減らすことができます。

せっかくの楽しい海外旅行を満喫するためにも、ぜひ英語も忘れずに準備しましょう!

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