本題に入る前に
私がアメリカを観光したり、実際に住んでいたときに必ずと言っていいほど驚かされることが1つあります。
それは料理が口に合わない(正直あまりおいしくない)ことです。ファミレス並みのレストランだからかもしれないですが、大味だったり肉がパサパサで固かったり。スパゲティは猛烈にのびてて水っぽかったり。いい思いをしたことがほとんどありません(もちろんおいしいお店もありました。しかしかなり高くて記念日用な感じでした)。
まぁ一般的に日本人にとってアメリカの食事はおいしくない、と言うのが定説です。
にもかかわらず、テレビでは結構料理番組をやってたりするんですよね。できあがりはそれなりにおいしそうなのですが、レストランでの食事を思い出すとあまり食べる気にはなれません(笑)
アメリカの人気番組が英語教材に
前置きが長くなりましたが、このアメリカの料理番組は見てると結構面白いんです。3分間クッキングのような作り方を教えるだけではない、エンターテインメント性が高い。私が知ってる中ではテレビ東京の「男子ごはん」が近いかな。
とにかくトークが面白いので、聞いてるだけでも楽しいのです。料理番組でありながら、男性も女性も楽しめると思います。
そんな料理番組が意外と英語学習にとても役に立つのです。作り方を話していると、何をどこに入れる、温める、どんな形に切るなど利用頻度の高い動詞や単語がたくさん溢れています。おまけにトークが面白く、聞いてて引き込まれていきます。個人的には、英語ニュースを見てるよりよっぽど楽しいです。
そこで今回紹介するのは日本でも放送されていて、吹き替えや字幕、二カ国語対応で放送されている「ジャーダのおもてなしレシピ」(Giada at Home)です。BS放送の「Dlife」で放送されています。
参考 ディーライフ/Dlife ~ジャーダのおもてなしレシピ~ | Dlife
料理研究家であるイタリア生まれのジャーダが、カリフォルニアのキッチンで3品ほどの料理を短時間で調理し、家族や友人、パーティなどでのおもてなし料理を振舞うという番組(Wikiより)。彼女はとにかく最初から最後まで料理をしながら話まくります。
ただ見てるだけでもヒアリングはもちろん、いろいろな表現を知るボキャブラリーアップにも役立ちます。そして彼女の言葉をシャドウイングすれば、リスニング力やスピーキングにより一層効果的です。
Dlifeでは日本語吹き替えになっていますので、二カ国語放送と両方を活かすことで、初心者から十分使える英語教材になります。
またレシピ本やDVDをAmazonで購入することもできます。DVDは輸入盤なので、リージョン(地域)コードが日本と異なります。国内向けDVDプレーヤーでは再生できません(対応しているものもあります)。ご注意ください。
他国の番組から他国の文化を知る
「おもてなし」と言えば2013年の流行語大賞にも選ばれた日本の誇る代表的な文化です。当然ながら他国でもおもてなしの文化が存在しますし、そのもてなす行為がどのようなことになるのかは、その文化に依るところとなります。
この番組「Giada at Home」の邦題である「ジャーダのおもてなしレシピ」には「おもてなし」という言葉がありますが、アメリカの一般家庭が友人や両親、親戚をパーティーなどに招待し、もてなす料理が登場します。それがどんなものであるかがわかるのも、この番組の良さです。
言語習得は自分の言いたいことを言えればいいという一方通行ではなく、相手の言葉をきちんと受け止めなくてはなりません。そのためには、相手の国の文化、国民性を理解した上で話を聞く必要があります。その違いを知ることが英会話の面白いところですが、自国の文化や価値観を相手に押しつけないような注意も必要です。
さいごに
コンテンツが楽しいと、英語を学ぶのが本当に楽しくなるものです。インターネットのおかげで動画のようなリッチなコンテンツも増え、英語教材はどんどん充実してきています。やはり個人的にはYouTubeを活用することは無料でありながら非常に有効な手段となっています。
参考 なんと!理想の英語学習教材はYouTubeにあった!!
ちなみにオンライン英会話スクールの講師は女性が多いので、今回のような料理番組を参考にレッスンで何かおいしそうな料理の作り方を教えてあげると喜ばれるかもしません。人に教えることはスピーキングのいい練習になりますから、見た感想や内容を含めて講師と話をするとよりグンと学習効果がアップすること間違いないです。
あなたに合った楽しい英語の動画コンテンツを見つけ、英語学習をより実りあるモノにしましょう!