日本は英会話習得コストが世界一高い事実
誰もが暗黙でわかってたことだと思いますが、週刊ダイヤモンドにこんな記事がありました。
参考 なぜ日本は英会話習得コストが世界一高いのか|今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ|ダイヤモンド・オンライン
目を引くのが、その英語教育ビジネス市場の大きさです。
英語教材の市場は年間400億円、国内の成人向け英語教育の市場は約2,000億円、年間で9,000億円が英語ビジネスに注がれ続けていると続きます。
「おいしいのは英語の初心者。語学スクールの8割は、この初心者市場で成り立っているとすらいわれています」(業界関係者)
つまり、英語初心者は完全にカモなわけですね。英語を話したい、習得したいという気持ちをうまく利用されてしまっています。
「いい教材を利用したり、いい英会話レッスンを受ければ英語を話せるようになる」
この理論は一見正しそうですが、これは英会話スクールがお客さまを呼び込むだけのキャッチコピーに過ぎません。「いい塾に通えば、いい大学に受かる」と考えるのは自然に見えますが、英会話に関してはそう簡単な話ではありません。
英会話スクールは、もちろん英会話で使う英語を教えてくれます。しかし塾に通うような感覚で習ってしまうと、先生が話しっぱなしのような「受け身」でレッスンが進み、結局レッスン内容に満足するだけで終わってしまいます。
本来の目的は、あなたが自分の言いたいことを言えるようになるための英会話スクールなのに、それを達成できずにお金だけが消えていくのです。レッスンには満足なのに、目的は達成されないのです。
英会話スクールが教えてくれない大切なこと
私も2年間英会話スクールの通い、50〜60万円ほど払いましたが、話せるようにはなりませんでした。その理由は今の私には簡単にわかります。週に一度、英会話スクールの50分間の学習では、英語は話せるようにならないのです。英語を話せるようになるには、短い時間でもいいからほぼ毎日英語を話す機会を持つ必要があったのです。
最大のポイントは、英会話スクールは英会話は教えてくれるけれど、英語を話せるようになるためにどう学習したらいいかを教えてくれなかったこと。
つまりあなたの英語を学ぶ姿勢や、実力にあった学習内容まで英会話スクールは面倒みてくれないのです。コーチングというサービスはしていないと言うことですね。
英会話の学習方法は、英会話を習いながら自分で見つけなければならないのかもしれませんが、それには英会話スクールだと莫大な費用がかかる上、頻度も少なくならざるを得ない。そのため、結果的に見つけられない人も多いのではないでしょうか。
英会話スクールは「会話で使う英語」を教えるというビジネスがうまく回るようにできているだけで、「英語を話せるようになるための学習方法」を教えることはしないのです。つまり、ちゃんと話せるようになることを約束できるスクールは存在せず、日本で英語はビジネスで終わってしまっているのではないでしょうか。
どう考えても金が主目的である日本の英語ビジネス。それに対するアンチテーゼとして私も記事を書きましたが、今回の週刊ダイヤモンドの記事のように、大きなメディアが取り上げるべき内容です。
オンライン英会話は英語ビジネスに風穴を開けた
しかしオンライン英会話は、同じ英語ビジネスでも非常に良心的です。学生でも払えるような料金設定でありながら、毎日英語を話せる機会を与えてくれます。ここでも「英語を話せるようになるための学習方法」は教えてはくれませんが、教えてもらわなくても、毎日やる習慣を付けられるだけで話せるようになる可能性は飛躍的に上がります。
そしてその結果、私自身「英語を話せるようになるための学習方法」を自分で見つけることもできました。だからこそ、それをこのブログで伝えようとしています。それがオンライン英会話で英語を話せるようになった私の役目だと感じたからです。
学習塾のように英語で達成する目標が受験の合格やTOEICの高得点であれば、ひたすら良い教材や良い先生の元で習えばよいでしょう。しかし「英語を話せるようになる」と言う目標を達成するためには、学習のやり方を一切変えなければなりません。試験勉強のような教材頼り、英会話スクール頼りの英語学習が当たり前と考えていると、「聞き流すだけで英語を話せるようになる」というような甘い誘惑で引き込もうとする、英語ビジネス業界の思うツボです。
英語を話せるようになるには、英語を話せる機会を増やすしかありません。それを最もコストがかからず効率的に実現できるのがオンライン英会話なのです。1日1本缶ジュースを買う感覚で英会話ができるのですから、利用しないといろいろな意味でもったいないですよ。