同じ繰り返しの日常から抜け出そう!
毎日同じことを繰り返している日常生活。「英語もやりたいんだけど、イマイチやる気がでないのよね」という方も多いのではないでしょうか。
今は何でも手のひらのスマホでコトが済んでしまう時代。Twitterを見ていれば、面白い記事が流れてくる。LINEならグループチャットで気の置けない仲間といつでも会話ができる。わざわざ自分から何かをしようという気になりにくい時代かもしれませんね。
英語学習も同じで、それなりに大きなショックがないと、始めることはなかなか難しい。やりたい気持ちがあっても、やらなくていいことを始めるのには、かなり大きなエネルギーがいるのです。止まってる車が動き始めるときが一番燃料を食うのと同じ原理ですね。
逆に一旦走り出してしまえば、少しのエネルギーで走り続けられるのですが、とにかく最初の一歩を踏み出すにはとにかく大きな力が必要です。
自らショックな出来事を引き起こす方法
自ら大きなショックを受けるなら、やはり手っ取り早いのは外国(英語圏)へ住むこと。強制的に旅行でもやらないよりはマシですが、旅行と住むことはまるで違うことです。一番の違いは現地における人との関わり合いが大きい点です。
例えば、住むことになるとビザの申請、住居の手配、銀行口座の開設やケーブルテレビ、携帯電話(スマホ)の申し込みなどが必要となります。一人暮らしをしたことがある方ならわかるかと思いますが、それを外国でほぼ自分の力で行わなければなりません。
最近はネットでもいろいろできますが、最終的には窓口に行ったり電話で交渉したり、少なくとも1度や2度は直接のやりとりが必要です。
旅行だとせいぜい入国審査とショップやレストランの店員くらいですからね。あれだけではショックを受けることは難しい。インパクトが弱いのです。もちろん、あちこち観光することで出会いがあることもありますが、偶然に期待するだけでは結構厳しいものです。
私のショック体験談1
私が語学留学でニューヨークに住んでいたとき、ある出来事をきっかけに英語学習に火がついたことがありました。やる気MAX。それはどうしてかというと、こんな出来事があったのです。
ある中華レストランで食事をしていたとき、アジア系の若い男が女の子数人と一緒に食事しているのを見つけたのです。たぶん在米中国人だと思うのですが、とにかく英語が信じられないくらいうまい。ネイティブなんです。
アメリカにいれば誰もが英語を話すのは当たり前。しかしそれは欧米人ならという条件付きです。あんなにアジア人が英語を流暢に話してると、日本人である自分が全く話せないことにえらく腹が立ちました。とにかく悔しかったのです。
英語を普通にしゃべれるアジア人があんなにカッコイイなんて。顔はたいしたことないのに(失礼)、魅力5割増しでしたわ。アジア人があんなに英語を流暢に話してるのを実際に見たときのショックはすごかったです。
それ以来、英語の授業はいつも気合い入れて出席したのですが、ただ残念ながら気合いだけでは話せるようにならないのも現実です。
私のショック体験談2
実は日本にいても同じような体験がありました。六本木でひとりアイスを食べてたとき、隣に日本人小学生のグループがいたのですが、どうも言葉がよくわからんと思ったら、完全に英語だったのです。帰国子女なのでしょうか。全員が普通にネイティブ英語を話しているのです。
日本人小学生がネイティブ英語を話している。そんなの想像すればいくらでもいそうなものですが、実際にそういうところに遭遇したときの衝撃はやはりスゴイものがあります。
しかも悔しいことに、ほとんど何言ってるのか速すぎて聞き取れなかったのですよね。ECCの子ども英会話教室とかのCMで小学生が英語を話しているのは何度も見てますけど、あんな日本語訛りでゆっくりした日本人英語じゃありません
耳だけで聞いてたらきっと欧米人の子どもがしゃべってると勘違いするほど、本物の英語をしゃべってたのです。
「あ、英語真剣にやらなきゃダメだわ。将来完全に負ける。」
そう思った出来事でした。
ショックは時間と共に失われる。やるなら今でしょ!
こういったショックな出来事が起こったら、その勢いで行動に移すこと。英語学習に限らず、これができる人とできない人との分かれ目です。やる気に火がついたときを逃すのは、人生の大きな損失ですよ。
人間は忘れてしまう動物ですから、ショックは時間と共にほとんどなくなってしまいます。だから私は受けたショックについて、必ずブログなどに残すようにしています。自分がその出来事でそんな風に思ったか。どう悔しかったかを具体的に文字にしておくのです。
忘れそうになったら、それを見返す。初心忘るべからず、そのためには初心をちゃんと書いておかなければ、そのうちに忘れてしまったり、どうでもよくなってしまったりするのが人間の性なのです。
インターネットは最大限に活用すべし
日本にいると英語のモチベーションがMAXになる瞬間はそうそう多くありません。特にリアルの世界では圧倒的に低い確率です。ですが私たちにはインターネットがあります。YouTube動画があります。オンライン英会話もあります。
リアルでの稀少な体験を期待するよりは、自分からネットの世界を探索し、YouTubeやオンライン英会話などのツールを使って、ショックとなる出来事に出会う確率を上げていくべきです。特にYouTubeはみなさんが思ってる以上に、宝が眠っています。ワンタップするだけで、自分の知らない世界の映像を目にすることができるのです。テレビじゃ取り上げないようなニッチな世界でさえ、ものすごいショックを与えてくれることもしばしばです。
そんなわけで、最後にお気に入りのYouTubeチャンネルを紹介して、今回の記事の締めとさせていただきます。
今回ご紹介するのはアメリカの女の子YouTuber「INGRID NILSEN」さんです。再生数247万回のものを。
今回は全く初心者向けじゃない本格的なアメリカ英語ですが、彼女の英語はとてもハッキリ発音されていて聴きやすくわかりやすい。これくらいのスピードについて行けるようになるという「目標」として紹介しました。
あなたの英語学習に火がつくショックになってくれたらという期待を込めて。言ってる意味がチンプンカンプンでも、ぜひ速度の調節や字幕を活用しながらシャドウイングの教材として活用くださいね。英語の初歩はとことん真似ることからなのです!