机の上より捗る勉強方法がある!?
みなさんは、普段どこで勉強をしてますか?
ほとんどの人が会社か自宅の「机の上」と答えるでしょう。私も基本的にはそう答えます。
ただ私の場合は「机の上」だけではありません。「歩きながら」勉強をすることも毎日やっています。下記の記事でも書きましたが、通勤時間の歩いて駅に行く間に歩きながらスマホで英語ニュースを聞き、シャドウイングをしています。つまりはリスニングの勉強です。
参考 働きながら、子育てしながら英語を話せるようになった私の英語学習法
英語で~しながらは whileとかasを使いますね。whileは「〜の間」にという接続詞ですが、「〜する一方で」という意味もあり、同時進行のことを言いたいときに使います。歩きながらリスニングの勉強をしているは、こんな感じですね。
I’m studying listening while walking.
「歩きながら勉強」と聞くと「お忙しいのね」「余程時間がないんですね」と思われるかもしれませんが、歩きながら勉強はそういうネガティブな理由ではありません。
実は、歩きながら勉強する方が捗るのです。ホントです。
例えばこんな記事があります。
Appleの故スティーブ・ジョブズは何か重要な話をする時や考えをまとめる際にはとにかく公園や道路など、あちこちをよく散歩していたというエピソードがあるように、なかなか考えがまとまらない時に、ふらっと外を歩いていると良いアイデアが突然浮かんできたりするのは万国共通の体験。
人間は歩くと心臓の鼓動が速くなり、座っている時よりも多くの血が体内を循環することになるので、血中の酸素が筋肉だけでなく体中のあらゆる器官に行き渡るようになり、脳にも酸素がたくさん供給されるようになります。この結果、運動中や運動後に記憶や注意力に関するテストを行うと、座っている際よりもパフォーマンスが向上することが分かっているのですが、これはとても軽い運動でも十分に効果を発揮するそうです。
出典:なぜ歩きながらだと考えがうまくまとまるのか? – GIGAZINE
私はシャドウイングによって、英語のイントネーションとリズムを体で学んでいます。そして正確にマネをするため全力で英文に耳を傾けますので、リスニング力も大幅にパワーアップするのです。
英会話って相手の話を聞きながら、自分の考えを言う必要があるため、いろいろ同時進行で行うマルチタスクのスキルが意外と大切なんですよね。歩きながら何かをする、というのはそういう訓練にもなっています(私の場合)。
歩きながら、外の刺激を受けながら学習すると脳が活性化して覚えやすくなるので、実は聞いている内容を覚えやすくなる効用もあるのです。また、歩きながらなら勉強の大敵、睡魔が襲ってこなくなるので、眠くならない。やったことがない方は信じられないかもしれませんが、本当に効く。
オンライン英会話だって外でやっちゃう
少し高度ではありますが、私は残業や飲み会で家に帰れず、オンライン英会話のレッスンに間に合わなくなってしまう場合、外でレッスンを受けています。歩きながら(ビデオカメラなし)、地下鉄のプラットフォーム、駅前広場のベンチなど。
いつもよりレッスンの時間を早めてわざと外で受けることもあります。
これがまた、超気分転換になるんですよね。ただでさえ毎日あってマンネリ化しやすいオンライン英会話ですから、たまには発想を変えることも大事なのです。
まだオンライン英会話を始めたばかりの頃、たまたま酔っぱらって帰りながらやけくそでオンライン英会話レッスンを受けたことがありました。酔った勢いで講師に絡んで(失礼)、意外なほど英語がどんどん話せたことがありました。「あ、この方法もありだな」と思いついたのです。
流石に酔いながらのレッスンは記憶に残りにくいですが、外での英会話レッスンはすごく新鮮で、刺激的です。
例えばこの前わざと狙って駅前広場でレッスンを受けたとき、こんな感じでレッスンが進みました。
講師の第一声は「Where are you now?」。いつものなじみの講師でしたが、いつもの違う雰囲気にすぐ気が付いたようです。
状況や意図を説明すると、「すごく面白いね〜!」と言ってくれました。当然フィリピン人講師は日本の駅なんてあまり知らないでしょうから、駅の周りにあるものを英語で説明をしたり、帰りのラッシュ時間なので人も多く、何で人がこんなに多いのか状況を説明したり。まるで観光旅行の外国人にガイドしている気分でした。
それとは別に地下鉄の駅のプラットフォームで受けたときもありました。
これは単純に家に帰るまでにレッスンが間に合わなかったとき。さすがに電車が入ってきたり、駅員の放送で騒々しくあまりオススメはできませんが、これまた日本(東京)の地下鉄について話をしたり、入ってきた地下鉄がどこ行きなのかとか、どんな人たちが地下鉄を使っているのか、とか。何しろ、相手にとっても初めての光景だったりするので、話が意外なほど盛り上がります(笑)
場所に縛られない学習方法を目指そう
自分の机じゃないと落ち着いて学習できないと言う人も多いかもしれません。ただこれは習慣や慣れだったり、固定観念だったりで、やってみないと本当のところはわからないと思います。
私は既成概念にとらわれるのが嫌いなタイプですが、歩いて学習するのはノートが取れないとか辞書引けないとかいろいろなネガティブなことも容易にわかるので、やろうと思ったことなかったんですよね。
しかし歩いて学習することの良さはやってみて初めてわかります。意外なほどに集中できることや、いろいろアイデアが沸きやすく、何より外に居ること自体が大きな刺激になるのです。視覚に頼る学習方法が多かった習慣を抜け出すためにもいい方法です。
仕事で悩んだり、行き詰まったら散歩に行ったりすることはありませんか?
歩くとは脳が活性化して、新しい発見が生まれやすいのです。机でしか学ばなかった学生時代にはなかなか思いつかない、社会人ならではの学習方法かもしれませんね。
学ぶ場所に縛られず、自由にそして確実に英語を身に付ける。机の上じゃ学べない大切なことも学べる、ウォーキングスタディー。スマホがある今こそ、それがもっといろいろ活用できる時代です。
だまされたと思って、一度だけでもぜひ試してみて、その効果を肌で感じて欲しい。