日本人に盲点な英語学習方法とは?
多くの日本人にとって未知の領域である英語学習方法は、毎日英語を話す練習をすることです。
私は高校受験の時、毎日塾に通って英語をやっていました。大学受験の時、予備校で毎日英語をやっていました。ひたすら長文を読み、設問に答えるの繰り返し。当然ながら話す機会は一度もありません。
「声を出して読む」機会はありましたが、それはあくまで例文を覚えたり、発音を覚えたりするだけの目的で、自分の言いたいこと、感じたことを話しているのとは全く異なります。
もしかしたら最近の学校では英会話の授業があるかもしれませんが、それでも毎日英語を話すということはカリキュラム的にも一般的ではないしょう。英語は学習教科のOne of themに過ぎないわけですからね。
その辺どうなのかなぁとGoogleで調べてみたところ、大阪の箕面市では今年度から毎日英語の授業が実施されているようですね。
参考 (報道資料)小・中学校の全学年で毎日、英語の授業を行います!~外国人英語指導助手を3倍増し、使える英語を身につけます~/箕面市
新たに全学年で設置する「英語コミュニケーション科」の授業は、英語科教員と英語指導助手により、オールイングリッシュの授業や英語のスピーチ指導の授業などを行い、リスニング力やスピーキング力を高め、英語のコミュニケーション能力を伸ばします。
これは素晴らしい取り組みですね。これなら英語スキルの向上に大きく期待がもてます。
とはいえ、学校ではグループレッスンにならざるを得ないでしょうね。学校の先生に当てられるのを避けたくなるような授業にならなければいいのですが。
ただ、学校だけに頼るのはまだまだ難しいところでしょう。特に社会人に至っては自然に任せては100%無理です。毎日英語を話す機会を得るには、自助努力によりそういう環境を作る必要があります。
なぜ毎日やる必要があるのか?
何かを毎日続けるというのは、やってみるとわかりますが大変難しいことです。しかし見方を変えると毎日やることは一番簡単なことでもあります。
私はこのブログを始めるとき「最低でも3ヶ月間は毎日更新する」と決めました。なぜ毎日かといいますと、毎日やらないと途中で挫折したり、飽きてしまうと思ったからです。毎日やることは努力が必要ではありますが、ある程度続けていると「何も考えずに体がやる」ようになるんですよね。
毎日やっていると「やりたいとかやりたくないとか考える必要がなくなる」というのが大きなポイントです。義務化したことで、頭ではなく体だけでやれるようになった。それが「習慣化」のコツなのです。
たとえば、私は3年ほど毎日朝5kmほどジョギングをしていたことがあります。これがなぜ運動嫌いの自分が続けられたというと、きっかけは健康診断です。このまま何もしなければ早死にすると脅されました。そして、いざやろうとしたとき一つだけ自分に決め事をしました。やるなら「毎日」を義務づけたのです。一日おきとか中途半端では挫折すると思ったので。
朝早く起きるつらさ、走るつらさの二重苦でしたので、これはもう本当に習慣化がキツかったですが、2週間目まで頑張ると、「せっかくここまでやれたのだから」と止めるのが逆に惜しくなり、続けたい気持ちの方が強くなったのです。
英語も毎日やろうぜ!でもどうしたらできるようになる?
さて、これからが本題です。毎日やらないと習慣が付かないと書きましたが、どうしたら英語を毎日学習できるようになるのでしょうか。
英語学習のモチベーションを上げよう!
英語をやらなくても死にはしませんし、特に日本ではなくても生活できると言ううれしい現実があります。しかし、これは今に限った話です。昔から「英語が将来必要になるよ」とオオカミ少年に脅されながら、未だに必要となっていない状況です。
ところが昔と比べて状況は大きく変わりつつあります。
まずは2020年の東京オリンピック開催です。円安の影響もあり外国人観光客が増えてきていますが、2020年までこの傾向はさらに強まるでしょう。英語を必要とする機会は、国内のビジネスでもどんどん多くなって来るはずです。
そしてスマートフォン・タブレットの普及とオンライン英会話スクールの増加。誰もがネットを利用できるようになり、コミュニケーションがかなり容易になりました。中でもSkype(スカイプ)という通信サービスを利用した英語を教える「オンライン英会話スクール」が増え、英語学習、特に英会話のレッスンが低価格化しまた。毎日英語を話せる環境を誰にでも構築できるようになったのです。お金のない学生、こずかいの少ないお父さんでさえもです(笑)
すなわち、英語が必要な人、やる気のある人なら当たり前のように英語を身に付けられる時代になったわけです。
最近はコンピュータ化が進んだことによる人材スキルのコモディティ化が進んでいます。最近は自分のスキルの差別化をしにくい状況になってきているのです。その中で、英語ができることは大きなアドバンテージです。
ただ今に限っては英語を話せることはアドバンテージで済んでいますが、オンライン英会話がもっと普及してくれば、英語ができることは当たり前のスキルになってくる可能性も大いにあるのではないかと考えています。
つまり、「英語をやった方がいい」という状況から「英語をやらなければならない」状況に変化しつつあるのです。2020年東京オリンピックまであと5年ですが、実質あと2〜3年で多くのビジネスで英語が必須になってくるように感じます。
もしかしたら、そうならないかもしれません。でも備えあれば憂いなしです。「英語が必要」となったからといってすぐに身に付けられないのが語学なのですから(火事場の馬鹿力で習得のスピードはあがりますけど…)。英語を身に付けたら、損をすることより得することだらけですし、やらない方がもったいないですよ!
毎日英語学習をする環境を作ろう!
目標「英語を毎日話すようにする」。これを普通の人が成し遂げるには、オンライン英会話の存在なくしては不可能です。
親が外国人ではない、外国人の恋人もいない、毎日英語学習に付き合ってくれるほどの気の良い外国人友だちもいない。それが普通の人だと思います。
オフラインの駅前留学は毎日やったら破産しますし、毎日行くのも大変。語学留学は社会人には時間的に無理。制約がやはり大きいですね。
オンライン英会話はスマホ一つ、体一つでOK。時間は好きな時間、場所も好きな場所で。お金は1回25分99円〜(スクールによってやや異なる。平均で〜200円程度)だから、小・中学生でもご両親に頼み込めば何とかなるでしょう。塾に通うのに比べれば、痛くもかゆくもない出費(言い過ぎ?)。
レッスンなら英語を話さなきゃいけない「相手」が必ずいます。英語のコミュニケーションの相手が決まった時間に作れるというのは、私的には奇跡に近いです。オンライン英会話ってめちゃくちゃ革新的なサービスなんですよ!
さいごに
毎日25分間だけでも頭を完全に英語に切り換えられる。この習慣こそが英語を話せるようになる重要なポイントだと感じています。頭ってどうやら言語によって使うチャンネルが別のようなのです。経験上、英語と日本語を交互に話すことはすごく難易度が高く、同時通訳と言う職業の凄さを思い知らされます。
受験英語だと日本語がどうしても混ざりますので、なかなか英語脳にはならないでしょう。外国人との英会話によって日本語が頭から排除され、積み重ねにより高度な英語脳が作られていく感じを受けます。
とにかくだまされたと思って3ヶ月間を目標に毎日やってみましょう。大きな手応えがあるはずです。