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リタイア層もオンライン英会話に挑戦
いつものようにオンライン英会話のレッスンが始まったとき、Skypeがつながってすぐさま講師からいきなり報告がありました。
「さっきのレッスンで生徒が100才超えのおじいちゃんだったの！」とすごく興奮気味の様子。
さらに話を聞いてみると、どうやらその生徒さんは、自分の事業拡大のために英語を身に付けようとしているとのこと。うーん、これは確かにものすごいスーパー老人ビジネスマンじゃないですか（笑）
学ぶことに年齢の上限はなく、いくつになっても若い気持ちで頭を働かせている人ほど長生きするのでしょう。
例えば聖路加国際病院の名誉院長である日野原重明先生も、今103才のご高齢にも関わらず現役で活動なさっているのは有名な話ですが、その精神的な若さには本当に驚かされます。
その講師によると、リタイヤした人は結構オンライン英会話を受けているらしいです。目的はどちらかというと事業拡大とかよりも、ボケ防止や脳の活性化のためな方が圧倒的にようですが。ああ、そういえばラングリッチのPVにもそういった方がいらっしゃったのを思い出しました。
この動画の「2:11」あたりでインタビューしている映像が見られます。確かにご高齢にもかかわらず英語をがんばってらっしゃる。
これだけ手軽に英会話ができるとなると、英語習得のために海外に留学したり駅前留学するのももはや過去の話ですね。お金がないとか時間がないで英語を身につけられない言い訳も、もはやできない時代になりました。
英語学習は早いほうがいいとは限らない
英語学習は今の時代は小学生から学校で行っているところもよく聞きます。授業内容を知らないため、それが子どもたちが英語を話せるカリキュラムになっているかどうかはわかりません。うまくいっているという話をあまり聞いたことがないので、英語が話せないという課題はあまり解決されていないようにも見えます。
私の時代は英語は中学生からでした。私もそこからのスタートでしたが、記事にも書いたように学校の英語習得の目的は「試験で高い点数を取るため」であり、コミュニケーションではありません。結局、26才の時に観光でアメリカへ行って初めて外国人と英語で本当のコミュニケーションをするまで、英語がコミュニケーションツールである認識がなく勉強してきました。
つまりいくら早く英語の学習を始めたとしても、英語がコミュニケーションを通して身に付ける学習になっていない限り、結局は受験英語で高い点数を取れるようになっておしまいということになります。
実は、私は自分の子どもが幼稚園のときLepton（レプトン）という英語教室に2年ほど通わせたことがあります。しかし、結果としては効果がよくわからなかったのです。レッスンは楽しいとは聞いているものの、実際に何をやってるのかよくわからないですし、家で子どもの口から英語が出てくるわけでもなかったのでした。
いったい何を学んでるのか見えてこなかったので、小学生の今はもう止めてしまいました。成果は0でなかったと信じつつも、幼い頃に始めたからと言って目に見えて成果があるわけではないというのが今の結論です。
そもそも週に1、2回通ったくらいで英語が身につくわけないんですけどね。レプトンが悪いと言うことではなく、我が家の英語教育コンセプトがしっかりしてなかったのが原因だと考えています。
英語学習はコミュニケーションを軸にやるべし
結論としては、ネイティブのバイリンガルを目指さない限り、英語を学び始めるのに年齢はほとんど関係ありません。もっと言えば、留学経験あるなしもほとんど関係がありません。関係あるのはむしろ英語の学習の仕方と、長く続けられるモチベーションです。
事実、アラフォーで留学経験があっても話せなかった私が英語を話せるようになったのは、コミュニケーション重視の学習方法に変え、「将来ニューヨークに住み、積んできた経験を活かして事業を営みたい！」などの目的を持って長く続けているのが大きな要因です。
参考
– 私が8年もの間ずっと英語学習のモチベーションを維持している理由
– 英語学習のモチベーションを維持する具体的な方法【目的の明確化】編
これは本当にオンライン英会話のおかげで、毎日英語による外国人とのコミュニケーションが習慣となり、それによって英会話そのものはもちろん、耳と口で学ぶ学習方法の大切さ（これが“コツ”）を学びました。その延長上でリスニングをシャドウイングで鍛えたり、英語記事を読んだり、英語に多く触れることが増え、オンライン英会話との相乗効果によって英語レベルが全体的に底上げされたのです。
語学留学ではない海外留学経験は、英語を強いる環境に身を置くための手段であり、目的も英語そのものではなく学問そのものです。結局は私が日本でやっていることを高いモチベーションと高い目標
このブログではそういった私が実際にやってきた英語学習体験をベースに記事を書いています。もちろん同じことをそのまま真似する必要は全くありませんが、英語が上達した方法のエッセンスをご理解いただき、自分のスタイルに合わせて根気よく学習していけば、必ず話せるようになります。
私は受験英語をやっていた現役受験生のときと比べるとボキャブラリーは減る一方で、英語力が過去最低になってから本格的に英会話をやり出したことになります。
それでも話せるようになったのは、英会話においては必ずしも語彙力は柱ではなく、会話への慣れ（英語で理解しながら、英語を口から出す訓練）で決まるからです。すなわち、英会話の経験値の方がずっと大切ということなのです。
英語の習得は、英語を始めるのが早いかどうかよりも、このようなコミュニケーションを軸とした学習方法を、どのように取り組んでいくかにかかっています。学校や塾で週1でやっただけ、しかも自分の考えを英語で発信していないような受け身のレッスンではダメなのです。
英語でのコミュニケーション学習を毎日根気よく長く続けること。そういった条件がそろって、初めて英語が身につきます。
日本人がそういったコミュニケーション中心の長期的学習の重要性に気付くことができれば、国民規模で英語を身につけられる日もそう遠くないと思います。いや、ホントに。
受験英語やtoeic向けの勉強を必死にやったせいか、私は文法を間違えることに抵抗があるようです。オンライン英会話の先生から時々「もっと自信を持って喋りましょう」というコメントを貰います。
意味は通じているようなので先生は細かい訂正をしてくれないのですが、初心者のうちはこれで良いのでしょうか？
tomokoさん、こんばんは。
私からのアドバイスとしては、その状態で続けることがよいと思います。「もっと自信を持って喋りましょう」と言われてるのは、まだ会話自体を楽しんでおらず、きちんと相手の言ってる内容に間違いなく的確な返事をしようとしたり、文法的な間違いを気にしたりで、会話のやりとりに余裕がない状況ではないかと推測します。
英会話の最初の目標は会話自体を楽しむことができるようになることです。相手の言っていることが理解でき、それに対して返事ができることがファーストステップ。その次は、より具体的な表現、詳しく説明することができるようになることです。そして、第3ステップで発音、イントネーションやリズムをきちんと相手にわかるように伝えられるように。そして第4ステップあたりで文法的な部分に目を向ける感じです。
最初に文法の細かい指摘をすると、そっちに気を取られ、肝心のコミュニケーションに注意が向かなくなる危険があります。英会話の中で文法の間違いはさほど重要ではありません。特に初心者のうちであれば、まずは余裕を持って会話ができるようにすることを優先してやるとよいと思います。頑張ってくださいね！
いつもアドバイスありがとうございます。
焦らずにまずは楽しむことですね。やっと人柄や授業の進め方が相性良さそうな先生に会えて、オンライン英会話を続けられそうな気がしてきたので、何でもどんどん話そうと思います。