はじめに
英会話に限らず、学校や学習塾でもいかに良い先生に当たるかが、その後の学力を大きく左右しますよね。英会話スクールは、学校などと違い自分で講師を選ぶことができるので、気に入った講師を見つけ、継続して受講することができます。
オンライン英会話スクールではほとんどがフィリピン人講師であり、オンライン英会話スクールのサイトでいい講師を見つけようとしても、誰を選んだら良いのか皆目検討が付かないことが多いです。
選択肢が多いのはありがたいですが、本来なら初めての人にはオススメの講師をレコメンド(推薦)して欲しいですよね。オンライン英会話スクールの運営社さん、ご検討のほどよろしくお願いします。
さて、私自身も一番最初の無料体験レッスンで一番悩んだのはやはり講師の選択です。正直、掲載されている情報だけだと教え方まではわからないので、数を受けて見つけていくしかありません。ただどんな人柄なのかなどはその掲載されている講師情報である程度わかります。
この記事では、オンライン英会話スクールのサイトに掲載されている講師情報を元に、どのようなアプローチで講師を選ぶとよいか、その方法を見ていきたいと思います。なお講師は、オンライン英会話スクールで一番多いフィリピン人講師を基本とします。
最適な講師をプロフィールからどう選ぶべきか?
講師の顔写真
実際レッスンを受けてみると、その写真から受ける印象と実際のご本人の人柄などはかなり違うことが多いです。私は正直言ってフィリピン人の顔立ちにちょっと抵抗がありました(失礼)。
しかし実際に話してみると、明るい性格や前向きな姿勢の方が多く、自分がフィリピン人の国民性を誤解していたり、固定観念に縛られてたということを痛感しました。
とはいえ、最初はちょっと抵抗あるかもしれませんので、最初は「仲良くなれそうかどうか」で選ぶのがいいかもしれません(私はそうしました。。)。
スクールによっては講師の紹介ビデオや音声などが確認できるようになっています。そこから総合的に判断するのがベストです。ただ最近のオンライン英会話スクールは講師数がかなり多いので、全員にそんなことはやってられませんよね。
最初は顔から得たフィーリングで選び、その後ビデオや音声でさらに調べてみる、というのを繰り返すのが現実的かもしれません。
講師キャリアの年数
年数が高い方が教え慣れしてるのは確かなのですが、だからといって教え方の相性がいいかどうかは別問題です。学校の先生が熟練教師なほどいい先生かといえばそうじゃないですよね?それと同じことが言えます。
50人以上のオンライン英会話講師の授業を受けてきた私の経験からは、キャリアが長い講師ほど生徒の扱いに慣れすぎて生徒のペースよりも自分のペースで授業を進める嫌いがある印象です(もちろん、必ずしも悪い先生ばかりではないです)。個人的には、講師のスキルセットは講師キャリア年数に依らないものだなぁと感じています。
大学専攻や学部
一番良いのは、英語教師の資格を持っていたり、英語の教育学部選考の講師は評価が高いです。またそれとは別に自分と共通の話題があると話しやすいので、在学・卒業学部が自分と関係が深ければ、その先生もありでしょう。フィリピン人講師はコールセンター上がりの先生も多いのですが、その先生たちもかなりの確率で講師のレベルが高かったです。
フィリピン人講師は看護学部を卒業していたり、本業がそもそも看護師の先生が比較的多い印象です。風邪引いたときや調子が悪いときに受講して、その話をすると難しい英語の医学専門用語を教えてくれますので、将来医者を目指している方や留学の予定がある方にいいかもしれません。現地で医者にかかったときに威力を発揮します。
自己紹介や講師からのメッセージ
自己PRなども含めて、一番その講師のパーソナリティや考え方がわかる部分。選ぶ際に一番重要視してください。
また、自分の趣味や興味と似てる部分があると、そこから会話が弾みやすいです。ただその内容はスクールや講師によってばらつきがあり、英語で書いてあるところも多く、英語に抵抗がある方には敷居が少し高いかも知れません。
言葉だけでなく、実際にビデオで自己紹介しているスクールもあります。これは非常にわかりやすくていいですね。下記動画はLangrich(ラングリッチ)の人気講師(そして私のお気に入り)Zeeさんの自己紹介動画です。
日本語対応
講師の中には日本語対応ができる先生もいます。そのレベルはカタコトから日常会話レベルまで先生によってレベルはまちまちです。これは私の経験からですが、(当たり前かも知れませんが)日本語がわかったとしてもこちらの言ってることがうまく通じないことが多く、日本語ができるといっても少し眉唾で考えた方がよさそうです。
講師の日本語スキルに頼りすぎると日本語ばかりに使おうとしてしまいますので、日本語はあくまで慣れるまでの間だけ利用するようにしましょう。
スタッフのコメントや生徒からの評価
スタッフのコメントからは講師の特長やオススメポイントがわかります。ただ、当然ながらポジティブな面に限られた情報となります。
DMM英会話のように生徒が書き込んでいるクチコミの情報がある場合、いろいろな生徒の情報から判断すると非常に有効です。強い主観が入り込んだネガティブなものも紛れていますが、全体の数に比べて少なければあまり気にする必要はないと思います。。
最終的には以上のポイントから自分に合いそうな講師を何人かピックアップして、優先順位が高い人を予約してみましょう。あまり悩んでも、予想通りの講師とは限らないので、レッスン料も安いのでまずは受けてみることをお勧めします。
講師紹介ページ比較(随時更新)
メジャーなオンライン英会話スクールサイトの講師紹介ページを比較してみました。だいたい同じ情報が掲載されていますが、検索ができたり、紹介ビデオや音声が掲載されてたりと差別化を図ってるところもあるようです。
【RareJob(レアジョブ)】
<ポイント>
1)いろいろな条件で検索することで、自分の希望に合う講師を絞ることができて、便利&使いやすい。
検索条件:
・年齢・アルファベット・性別・日本語対応
・フィリピン大学の在校生・卒業生
・TOEIC教材を使ったレッスンが多い
・初心者・初級者を教えることが多い
・ビデオを使ったレッスンが多い
・Side by Sideを使ったレッスンに対応
・TOEFLスピーキングレッスン対応
ただし講師の検索からの予約状況は確認しにくく、スケジュールが全くない講師も多い。従って「予約状況を確認する」画面から探した方がよいです。
2)人気講師順や講師年歴順、新着順にソートすることができる
3)自己紹介は音声のみ。
【DMM英会話】
<ポイント>
1)いろいろな条件で検索することで、自分の希望に合う講師を絞ることができて、便利&使いやすい。
検索条件
・日本語サポート
・講師歴3年以上
・TOEICおまかせ
・ビジネス英会話
・キッズ向け
・初心者向け
・上級者向け
・スピーキングテストおまかせ
2)人気講師順や新着順にソートすることができる
3)動画や音声での自己紹介はない。
参考 DMM英会話
【Langrich(ラングリッチ)】
<ポイント>
1)検索ができず、一覧から希望の講師を見つけ出すのは困難。アイコンも何を指しているのかわかりづらい
2)前述のように自己紹介ビデオ、発声デモンストレーションがあるので、どんな先生なのか判断しやすい
さいごに
ネットの評判などを調べて講師を見つける方法もありますが、今は講師の数が多すぎるのと、入れ替わりもそれなりに発生しているので、スクールサイト外で情報を集めるのが難しくなっています。あと、自分が気に入った講師や人気の講師は競争率が激しいので、あまり教えたがらないので、情報自体が少ないというのもあります(私の経験上)。
下記の記事も参考にしていただき、自分にあった講師を見つける参考にしていただければと思います。
参考 おすすめオンライン英会話スクールと選び方〜無料体験レッスンを効果的に活用しよう!