自分流の英語学習スタイルを確立しよう
どのようにして自分の英語学習スタイルを確立するかは、英語を身に付ける上で非常に重要です。誰もが自分に合った学習法を試行錯誤の上で見つけていくものですが、やはりコツというか上達する学習方法と、逆にあまり進歩がない学習方法というのが存在します。
特にTOEICや受験を中心にした学習方法は、英語が言語というコミュニケーションツールであることを無視したある種自己満足的な学習方法です。型にはまった「答えのある“正しい英語”」だけに頼っていると、答えのない英会話になったとたん何も言えなかったり、頭の中が真っ白になってしまうでしょう。
もちろん英語の論文や記事を読んだりする分には、自己満足な英語学習方法でも何の支障もないでしょうが、本来英語は相手に言葉を伝えるため、そして相手の言っていることを理解するために存在するはずです。だとすると学習方法も、決して独りよがりではあってはならないはずです。
よって私が勧める英語学習方法は、相手とのコミュニケーションを充実させるために必要な能力を鍛えることを目的とした方法です。自己満足ではなく、相手との人間関係を向上させることが英語上達の目的であるべきなのです。
重要な英語学習方法は肌でわかる
私の場合は「オンライン英会話」を中心とした英語学習方法によって英語を話せるようになりました。その大きな要因は、毎日英語を勉強する習慣を身に付けられ、長く続けられたことです。
オンライン英会話をやりながら学んだことは、英語そのものだけでなく、毎日やる英語に接することの重要性と、視覚よりも耳や口で英語を学習するスタイルの重要性を肌で感じたことでした。
その重要性の理解に伴い、シャドウイングによるリスニング・英語の発音や筋肉の強化をもう一つの英語学習方法の軸としました。さらに、参考書を見て「わかったような気になる」だけの学習方法は意味がないと悟り、自分の言いたいことを言うために必要な英語を第一プライオリティにし、自己紹介や自分の趣味・興味のあることに絞った英語教材を使うようになりました。
以前記事に書いたYouTubeやWikiを使った英語学習方法は、そこからアイデアを得たのです。
参考
– なんと!理想の英語学習教材はYouTubeにあった!!
– 興味あることを英語で話したい!でも英語がわからない。何かいい方法は?
英語学習のゴール
私はすべての英語学習は、英語のコミュニケーションのために行うことにしたので、オンライン英会話での充実したコミュニケーションができるかどうかが、英語の上達を確かめる指針となります。
もちろん英語学習、英会話の本当のゴールは実際に外国人と会話(コミュニケーション)をすることです。従って私はその実戦英会話を「試合」、オンライン英会話を「練習試合」と位置づけ、普段の英語学習を自主練習として、いかに練習試合を充実させるかを考えながら毎日の英語学習をこなしています。そうすれば、試合(リアルな英会話)で結果を最大化できると考えたのです。
英語学習に限らず、どんなことでも試合やコンテストなど自分の実力を試す機会は、進むべき大きな目標となり、自分の力を伸ばす大きなポイントになります。日本人の英会話の場合は、なかなかそういった外国人とリアルに会話ができる「試合」の機会を得ることはなかなか難しいのが現実です。
従ってオンライン英会話のように毎日自分の好きな場所や時間に、英語学習の成果を試せる「練習試合」の存在は非常に大きなポイントになってきます。
一般的に日本人の場合はその試合・練習試合の機会が「英語の試験」にすり替わっている現状があります。高校と大学受験やTOEIC試験で高得点を取るためにほとんどの人が英語を学習してるのです。試験が終われば学習の目標がなくなり、英語学習の意欲が消えスキルも下降の一途となってしまう。試験で高得点を取ることがゴールでは、日本人はいつまで経っても英語を身に付けられるわけがないのです。
まとめ
確実に英語を身に付けるために、上達する英語学習のポイントをまとめました。目的とゴールを間違えなければ、長く続けられる自分の英語学習スタイルを見つけることで必ず英語を身に付けられるでしょう。
日本人が確実に英語を身に付けるための英語学習キーポイント
・実際の英会話から英語がコミュニケーションツールであることを学ぶ
・英語習得に重要なのが「耳と口を使った学習方法」であることを理解する
・英語教材を使った英語学習は、英会話でうまく話すための練習として行う
・英語学習のゴールは試験の高得点でなく、充実したコミュニケーションである
決して平坦な道のりだとは思いませんが、マラソンや山登りのようにゴールや頂上に着くことだけが楽しみではないはずです。ゴールまでのプロセスを楽しめる、自分流の英語学習スタイルを見つけましょう!