相手の日本や日本人への興味がきっかけになる
当たり前の話ですが、同じ国の人でも友だちはそう簡単には作れないですよね。ましてや異文化の外国人の友だちを作るとなると、言葉の壁が言語以上に厚く感じられるかも知れません。
私自身は、語学留学を通じて友だちになったブラジル人(男性)やベネズエラ人(女性)の友人がいますが、実はほとんど英語ができなかったときに仲良くなりました。だいぶ昔の話なのできっかけなどはよく覚えていないのですが、その友人は日本の文化に興味があったという共通点がありました。そして私も挨拶を交わすうちに相手のフレンドリーな対応に好感を覚え、だんだんと仲が深まってきた感じでした。
ここから感じるのは、外国人の友だちを作るには、相手が何らかの日本の文化やその人柄に興味をもってもらえるかが重要ということでした。言葉というのは重要な要素ではあるものの、そもそも言葉以前にフィーリングが合うとか、関心があるとかそういう「感覚」こそが友だちになれる素地なんだなぁと思い知らされたのです。
日本の文化、ステレオタイプではありますが、寿司やサムライ、忍者、芸者というのは外国人は本当に好きらしく、会話からまだ忍者が本当に日本にたくさんいると思ってるなんてことも聞かされて、いやはや世界の日本の認識って本当にマンガみたいだなぁと思ったことがあります。
外国に行かずして友だちを作る方法
何はともあれ、外国で直接同じ教室で学ぶ機会ができればこうして友だちを作れる確率はグンとあがるのですが、日本にいるとそう簡単には行きませんよね。
しかし私は日本にいながら仲良くなった数人の外国人がいます。インターネット、つまりはSNSのおかげです。
Twitterはゆるい繋がりですし、Facebookはそもそも知り合いが繋がっていくSNSですから新しく友だちを作るのは難しい。
実は、あまり知られてはいないGoogleが作ったSNSに「Google+」というのがあるのですが、新しい友だちを作るのにこのSNSが大変有効に働きました。
参考 Google+
G+(Google+)の面白さは、とにかく「見知らぬ人とのコミュニケーション」に尽きます。
すなわち、新しい人間関係、絆を作っていけるのです。それは学校や会社での関係、リアル知人だけのFacebookの関係とは違い、あなたと気の合う仲間だけが広がることを意味しています。話題の中心があなたの好きなこと、例えばJAZZだったり、アニメだったり、カメラ・写真、釣り、野球、サッカー、車やバイク、はたまたヨットや船だったり。共通な話題で盛り上がれる相手が見つかるのです。
出典:Google+が最強のSNSだと思う理由とはじめの一歩 | はっぴーまっくnet
Google+はマイナーなSNSですが、日本に比べると外国での利用率は高く(Facebookには遠く及ばないものの)、日本文化に興味のある外国人(主にアメリカ人)と仲良くなれる確率がかなり高いです。
具体的な方法は上記サイトをご覧いただくと詳細が書いてありますが、私自身は自分の食事(寿司、ラーメン、天ぷら、ファーストフードその他)を日本語で投稿した際に、日本の食文化に興味のある外国人の方がコメントを入れていただき、そういったことをきっかけにだんだんと仲良くなっていきました。
また、趣味を通じて仲良くなった方(同性)もいます。
その方はその趣味を目的によく来日している人で、毎年1度は日本に来ているようでした。SNSで仲良くなって私はそのタイミングでいつもお会いするようになりました。相手が日本文化に興味があり、その中でも共通の趣味があると、さらに友だちになれる可能性は強まります。
それだけではなく、Google+では同志でオフ会が開かれることがあり、その中に外国人が入ることも珍しくありません。
このように、見知らぬ人でもSNSを通して少しずつ仲良くなっていくことで、友だちを作ることが実際に可能です。もちろんですが、異性となるといろいろトラブルもつきまといますので、安易に直接会うことは避けた方がよいと思います。少なくとも、SNSでその方の人となりを見た上で、信用できる人であれば、まずはグループで会うのが安心でしょう。
リアル英会話の大切さ
私は普段の英会話の練習としてはオンライン英会話が最適だと考えています。少ないお金で毎日定期的に英語を話す機会が持てるからです。しかしそれだけでパーフェクトかと言えば、やはり違うと感じます。
先に話した友人はネイティブのアメリカ人ですが、実際に会って話をする機会を持つ度に、最初のうちはとても緊張します。パソコンやスマホの画面を通して話すのと、目の前に実際に人がいて話すのとでは、緊張感がやはり異なるのです。
ただし、慣れてくればオンライン英会話での練習がどんどん活きてくるのもまた真実です。そのアメリカ人とは毎年会っていますが、毎年自分の実力がどれくらい上がったのかをその会話で自分のチェックをしています。
どれくらいナチュラルスピードに追いつけるようになったか、自分からどれくらい積極的に話せるようになったか。
この2点を確認すると、自分の英語力を割と客観的に見ることができます。これは私の意見ですが、ボキャブラリーよりも、どれくらい場慣れしてるか、すなわち頭に英文が入ったり出ていくスピードの方が、英語を話せるかどうかにおいては重要です。
バーチャルなオンライン英会話で練習をしつつ、うまくリアルで英語を話す機会を作ること。これが英語のマスターにおいて大切だと思います。ぜひSNSを活用して外国人の友だち作りにトライしてみてください!