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外国にいても英語を話せない人、日本にいながら英語を話せる人

Can-do is important

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「留学したら英語を話せる」なんて都市伝説

外国にいても英語を話せない人、日本にいながら英語を話せる人。幸か不幸か、私はどちらのケースも自分自身で経験しています。語学留学したのに話せるようにならずに帰国しました。しかし最終的には日本にいながら英語を話せるようになったのです。

普通の人にとっては、どっちも「なぜ?」と思えるようなことかもしれませんね。しかし、どちらも「やり方次第」でそうなるのを私自身で体現してしましました。

今でこそフィリピンへの語学留学なら、金額的にも距離的にも気軽にいけるようになりました。しかし私が12年前に行ったときのアメリカ語学留学は準備が結構大変で、ビザの取得(銀行の残高証明やらいろいろ書類集めるのが大変)、住居の手配など重たい問題が山積みで、今思えばよくぞそこまでして行く気になったものだと当時の自分に感心してしまいます。

私の語学留学についてはこちらに詳しく書きましたが、とにかく生活はめちゃくちゃ楽しかった反面、大きな目的である英語の習得は果たせませんでした。結構な金額をかけてたし、私自身も「いよいよ私もグローバルデビューだな!」と鼻息荒くして渡米したんですけどね…。

「留学したら英語を話せる」なんていうのは真っ赤なウソ。当たり前ですが、「留学」という行為だけに頼っただけでは、うまくいくはずもありません。

正しく言い換えるなら、「留学し【しっかり英語を身に付けようとし】たら英語を話せる」なのです。

一方、日本でオンライン英会話を始めてからは、月6,000円程度で毎日どこででも英語を話す機会が得られるようになりました。自宅はもちろん、仕事帰りに歩きながらやったり、酔っぱらった状態で受けたこともあります。英語を話すことは、もはや私の生活の一部なのです。

最初こそ語学留学したときのように頭が真っ白になったり、何も英語が自分の口から出るてこなかったものの、慣れていくにつれて徐々に自分の口から英語が自然に出るようになっていき、どんな英会話の先生とでも楽しく会話ができるまで上達しました。

この2者の決定的な違いは一体なんでしょうか。

英語を話せるようになるための条件

結論から言えば、決定的な違いは「主体的に英語を話す機会の頻度」です。

語学留学のときは、ほとんどがグループレッスンで、ほとんど自主的に話すことがありませんでした。もちろんアメリカの学校なので何かを発表する機会や、グループ内で話合うという機会もなかったわけでありません。当時は全く英語ができなかったこともありますが、他国生徒のレベルが高く、日本人という国民性もあって(言い訳^^;)自分から積極的に話せなかったのかなと感じてます。

レベル分けテスト(プレースメントテスト Placeent Test と言います)はTOEICだったのですが、明らかにスピーキングの力は他国の生徒に比べると圧倒的な差があったのです。そりゃそうですよね、TOEICにはスピーキングのテストは含まれてませんから。

英語を話す機会は貴重だった

英語を話す機会というのは、それこそ昔は極端に少なかったのです。

英会話の練習にお金がかからない方法は、観光旅行者に道を聞かれたとき(めったにない)、大学の留学生と話す、外国人の友だちを作るなど偶然の機会がほとんどでした。こればかりは運頼みであてにはなりません。

まとまったお金を出せるのであれば、駅前留学の英会話スクール、米軍基地の英会話レッスンを習うなどがありますね。しかし基本的に英会話スクールは1レッスン2,000円を超えるので、続けるのはかなり至難の業です。

もちろんネイティブの文化を学んだり、お金に換えられない部分も知ることができるメリットもあります。とはいえそれでも毎日30日間だと1ヶ月6万円を超えてしまいますし、ちょっとコストがかかり過ぎかなぁと。

ちなみに私が語学留学から帰ってきて、オンライン英会話をやる前に2年間はリアルのオフライン英会話スクールに通っていました。ところが仕事が忙しく(また言い訳^^;)、週一でも結構辛かったのを覚えてます。英会話スクールまで家からそれほど遠くなかったはずが、それでも毎回通うのは結構大変でした。

とにかく英語を話せる機会を得ることは結構大変で、お金も時間もかかるのが当たり前の時代。

しかしそれは2007年頃にオンライン英会話スクールが出てくるまでの話。信じられないほど安い価格破壊で登場したオンライン英会話スクールは、英会話ビジネスに大きく影響を与えています。もはや大枚をはたいて英語を話す機会を買う時代は終わり、選択肢は「やるかやらないか」だけになったのです。

英語習得では、お金は重要じゃない

語学留学もして、リアルな英会話スクールにも通って、そしてオンライン英会話もやっている私の経験から言えるのは、英語習得において最も大事なのは、今ある生活の中でいかに(できれば低コストで)英語を話す機会が作れるか、ということだったのです。

朝起きて、歯磨きをするかのように、特定の時間になると当たり前のように英語を話す機会が来る。そんな生活習慣があなたの英会話力を飛躍的に向上させてくれます。

今ではオンライン英会話をやっている人がかなり多くなってきました。それでも途中で止めてしまい英語を話せないで終わってる人もいるのではないかと思います。

私がもう4年半も続けてこれたのは、毎日オンライン英会話をやるモチベーションを維持できるか工夫してやってきた結果だと考えています。

オンライン英会話をやる上で徹底したこと
1)授業中は日本語を完全シャットアウトする
2)授業中は自分からどんどん話す。受け身にならない。
3)話の調子の合う講師を選び続ける
4)余程体調の悪いときを除き、授業を休まない

1)と2)授業中の取り組みについて

1と2は始めのうちはなかなか難しいかもしれませんが、先生にゆっくり話してもらうようにして、自分から積極的に英語を話していくことが大切です。頭の中の思考回路を日本語から英語にしないと、中学の簡単な英語でさえなかなか口から出てこないのです。

3)話の調子の合う講師を選び続ける について

3については、生徒を見抜く力のある講師とは会話が弾む、という私の主観的な判断によるものなのですが、生徒のことを考えていない講師とは話が(楽しく)進まないんですよね。テキストを使うにしても、フリートークにしても。なので、講師との相性というのはホント授業の質を決めてしまう大切な項目だと思ってます。

4)余程体調の悪いときを除き、授業を休まない について

4はですね、とにかく習慣づけるために授業は絶対休まないという覚悟でやり続けるということです。体調が余程悪くない限り毎日歯磨きはしますよね?それと同じように英語を生活に組み込むのです。

特にまだ習慣づいていないときは、1回の休みが癖になってずっと続いてしまうこともよくあるケース。やだなぁと思う気持ちがそのまま出席状況に影響してしまいます。毎日25分授業を受け続けることは、その授業が面白くない、または不快指数が高いと続きません。

そういう意味で3と連動してるところがありますが、早めに相性のいい講師を見つけ、しばらく同じ講師をとり続けることも、休まない工夫になります。そういった長く続ける工夫を自分なりに見つけるのも大事なのです。

日本は英語ができる優位性が大きい

一昔前にも外国へ行かずとも英語を身に付けた人を知っています(私の前職の上司がそうでした)。しかしそれは余程英語の素質を持っているか、強い意志がなければ為し得るのは不可能だと感じてます。だからこそ、留学して英語を身に付けた人も含め、英語を話せる人はそう多くなかったわけですが。

しかし今はオンライン英会話スクールがあります。日常生活に組み込んでほぼ実践に近い英会話を練習することが可能なので、英語をマスターする環境は過去に例がないほど整ってきています。学生が小遣いで利用できるほどの金額で毎日できるのですから、できる学生やサラリーマンほどこのチャンスを見逃していないはず。

英語に関して言えば、もはや経済力が実力の差になる時代は終わりました。そして英語ができるだけで、今の日本では様々な局面で優位に立つことができます(就職、転職、人脈、情報、趣味など)。

これはもう、やるしかないですよね!

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