中学レベルの英語で必ず話せるようになる(本当)
英語を話せるようになりたい。日本人にとって永遠の課題とも思えるこのテーマをどのようにしたら叶えられるのか。初心者がきちんと話せるようになるために必要な内容をプロセス毎にまとめました。
すべて「初心者でも長く楽しく続けられる英語学習方法」をコンセプトにしたものとなっています。また、必要な英語の学力は中学レベルで十分ですので、高校生以上なら誰でも利用できるかと思います。
なお「英語を話せる」というのにはいくつかのレベルがありますが、このブログでは「少ないボキャブラリーでも、辞書を必要とせずに言いたいことを伝えられるレベル」を達成目標としています。ちなみに今の私は「人前で流暢に英語でプレゼンできるレベル」を目指しているところです。
私は、英語は誰もが話せる言語だと考えてます。ただ私はあるきっかけから英語を身に付けたいモチベーションが高くなり、みなさんより少し先に英語を身に付けたと言うことです。
英語を話せるようになるためのプロセスは、英語を利用することに対して、楽しい、面白いという気持ちをいかに自分に沸きだたせるか、そして長くそれを維持するかということなのです。
【プロセス1】まずは英語に触れることから
やると決めてもだいたい最初の一歩はなかなか踏み出せるものではありません。大切なのは、いかにその第一歩が簡単にできるかにかかっています。英語を話すというイメージを膨らまし、英語を話したいモチベーションをアップさせましょう。
そのためには、まずYouTubeの映像を見ることから始めると良さそうです。
そもそも英語を話すとはどういうことなのか。その辺にもっとリアリティをもたせることにより、より英語を話すというイメージがふくらみ、英語を話したいモチベーションがアップすると思います。
もっとも簡単でインパクトのある方法は、映像(動画)です。将来行きたい国や暮らしたい場所の動画を見てみる。これは効きます。
出典:決めた!今度こそ英語を話せるようになる!でも何から始めたらいいの?
具体的にどんな映像がよいのか。その内容は上記の出典のリンクから確認できます。
【プロセス2】なぜ英語を話したいかを明確にする
英語学習のやる気が高まったら、すぐ英会話を実践…ではなく、まずはそのやる気、モチベーションを維持するために事前に決めておくことがあります。英語の学習は山登りやマラソンのように、少しずつ前に進んでいくものなので、途中で息切れしてしまうと諦めてしまうことも多いからです。
それは「なぜ英語を話したいのか」という目的です。目的が明確で、達成意欲があればあるほど挫折を回避することができます。なかなかコレという目的が見つからないときでも、何かしら目指す目標を掲げておくことは大切です。
「なぜ」は具体的なほど、そして自分の気持ちに強く結びついているほど強いモチベーションになります。「英語を話せるとカッコイイから」というのももちろんアリです。私も人にカッコイイところを見せたい気持ちも強いですから。
しかしそれをより具体的にしたらどうなるでしょうか。例えば「将来外資系で働いて給料が高くし、勝ち組になる」としてみます。こちらの方がリアリティがあります。達成したい意欲が沸いてきます。具体的な「なぜ」は、目の前にぶら下がってる“ニンジン”として大きな力を発揮するのです。
出典:英語学習のモチベーションを維持する具体的な方法【目的の明確化】編
そして、その”ニンジン”は人生を変えるほど大きくすることで、あなたの人生に大きく貢献します。
英語を仕事に活かせるようになる。これくらいの目標をもつと、英語学習のやりがいが飛躍的に上がり、大きなモチベーションに繋がると思います。英語ができると、人生が変わるんです。
出典:英語をやるなら、人生を変えるくらいの目標がちょうどいい
【プロセス3】実践の第一歩はリスニング力の強化から
英語学習で大事なのは「耳」と「口」で学ぶことです。受験英語ではまず書かれてるものを見て視覚中心の学習をしますが、目に頼ることに偏りすぎてるのは明らかで、聞いたり話すことのスキルが大幅に不足しています。
子どもが言葉を覚えるように、まずは言葉を聞く耳の力を強化し、それを「口」で真似ていくことが英会話学習の最初の一歩となります。
視覚のない英語学習は、始めのうちは本当に不安です。そもそもリスニングやスピーキングが弱いとどうしても視覚に頼ってしまい、耳や口で学ぶ状況に変わるには大きな壁があります。
しかし、英会話ができるようになるかどうかは、この壁を越えられるかどうかで決まると言っても過言ではありません。そして越えられない人が、海外留学してさえ英語を話せないで帰ってくるような無残な結果になってしまうのです。
出典:受験英語学習者がハマりやすい?上達しない英会話学習のワナ
まずは本物の英語の「音」に慣れるために、「英語を聞く」学習環境を作りましょう。
リスニング教材は英語学習用のラジオやTVがありますが、何より自分の好きな内容であることが重要です。例えば、あまり関心のない政治関係のニュースを英語で聞いてもまず気持ちがそちらの方へ向きません。英語というだけでも大きなチャレンジなのですから、内容くらいは好きなものを選ぶべきです。
教材は自分のレベルよりもちょっと高めのものを選ぶようにします。「何とか聞き取れそう」なものがよいです。あと、できるだけ自分が興味のある記事を選びましょう。例えば国内で起こったニュースなら自分が興味のあるニュースを選ぶ、という感じです。
読み書きに比べるとリスニングのスキルはだいぶ下がる人がほとんどだと思いますので、あまりレベルが高いものよりも、低くても耳で聞いてきちんと理解できる方が大切です。
理想的には英語だけのコンテンツ教材がいいのですが、まだ全然英語に慣れてなければ日本語で説明を含んでる教材がよいと思います。
出典:何はなくてもまずリスニング力をつけよう。話はそれからだ。
【プロセス4】スピーキング力の第一歩はシャドウイングを中心に
習得の順番から言えばまずリスニング力なのですが、リスニングとスピーキングは同時にスキルアップしていくととができます。その方法がシャドウイングです。
ネイティブ英語を真似ることによって、まずはイントネーションとリズムを身に付けます。最初のうちは意味がわからなくても問題ありません。
今までほとんどの人は英語を視覚だけで学習してます。だから耳で勉強することは非常に有効だと思います。ただ、やり方としては聞き流すのではなく、ひたすら「マネをする」、専門用語でいうと「シャドウイング」をやるべきです。
ただし目的は聞き取りじゃなく、「本物の英語に慣れる」だけので、必ずしも英文の意味はわからなくてOK。
ただ真似るだけ。暗記する必要もない、頭をひねる必要もない。しかも、擬似的ながら「英語を話してる私、カッコイイ!」を体感できるわけです(実は結構これが大事だったりします)。これなら長く続けられるハズ。
シャドウイングの良さは、耳と口を一緒に鍛えられるところです。集中して聞かないとマネは難しいので、耳が研ぎ澄まされます。そして声に出すことで英語の発音はもちろん、イントネーションやリズムを体得することができます。
視覚ではなく聴覚重視、発声して口の英語筋肉を鍛えられる、一回で二度美味しい英語学習方法なんです。
出典:英語学習のモチベーションを維持する具体的な方法【楽しさの追求】編
なお、英文を見ながら同時に英語を真似る「オーバーラッピング」という方法もありますが、できるだけ英文を見て学習する視覚依存の方法を避けたいので、シャドウイングに力を入れた方が耳と口を効率的に鍛えられます。
そして発音の上達のポイントとして、日本語にない英語独特の発音を意識的に練習することが大切です。
英語の発音の重要なポイントは、英語の特徴である日本語にない音を、いかにきちんと発音するかということだったのです。よく言われる発音の違いの例では、 r と L の違いがありますよね。日本人は「r」の発音が苦手と言われています。
苦手なのは当然で、その理由は「日本語にない音」だからなのです。日本語にない音というのは日本人には聞きとりにくく、聞き取りにくい音というのは正しく発音ができるわけもないのです。
出典:外国人に通じる英語の発音をするために注意すべきポイント
【プロセス5】毎日の英会話で実践英会話、スピーキング力を付ける
リスニングとスピーキングを短期間で伸ばすためには、トレーニングだけでなく実践を間に入れると効果が段違いに上がってきます。英語を話すためには、英語を話す機会が必要ですが、日本ではなかなかその機会を得ることができません。
そして習慣化させるためにも、毎日の英会話を強くオススメします。そして毎日英会話するために一番最適なのが、オンライン英会話スクールを利用する方法です。
私はすでに4年半以上、日本にいながら&日本企業に勤めながら、ほぼ毎日英語を話し続けてるわけですが、そこから得た重要な教訓は、英語を日常化する、英語の場慣れがいかに大切かということです。
英会話が日常生活に入ってくることで、頭のスイッチが英語に切り替わるようになるのです。習い始めで会話し慣れない状況であっても、相手が日本語を知らないのですから、数少ないボキャブラリーをフル活用して話をしなければいけない。
たとえそれが25〜30分と言う時間でも、洋画を見たり、ペーパーバッグを読んだり、ネットニュースを聴くよりも、リアルな英会話は英語に対する集中力が格段に高く、密度の濃い英語生活を実現してくれます。
私は人一倍意思が弱いことを自覚して、誘惑に負けない対策を練りました。
そして固く心に決めました。1日に最低でも30分は頭を英語だけにすると。そのためにどうしたらよいかを真剣に考えて、一番いい方法を決めました。
それは「毎日同じ時間に、英語を話す人(日本語がわからない人)と30分だけ会う約束する」でした。これはネットさえ繋がれば、いつどこでも実現可能なことであり、そして人との約束ですから余程の都合がなければキャンセルできません(人情的に約束は破りたくないものですから)。
つまりは、オンライン英会話です。Skypeアプリを立ち上げておけば、時間になると必ずコールが鳴り逃げられません。テクノロジーをうまく利用して逃げられない状況を作ったのです。
出典:英語学習のモチベーションを維持する具体的な方法【行動の習慣化】編
オンライン英会話はSkype(スカイプ)という無料通話アプリを利用して行います。スマホでもパソコンでも実施可能です。
授業単位は25分、最安で100円台の価格が魅力です。講師の多くはフィリピン人講師ですが、英語ネイティブスピーカーや日本人講師がいるオンライン英会話スクールもあります(ただし単価は上がります)。
オンライン英会話スクールの選び方は、まずいくつかのオンライン英会話スクールが提供している無料体験レッスンを受けてみるのが一番確実です。無料体験レッスンでは、自己紹介や英会話を習う目的など事前準備をしておくとよいでしょう。
無料体験レッスンで3つのチェックポイントから選ぶ判断をするのがよいですが、何より長く楽しめそうな講師がいるスクールを選ぶのが失敗しないオンライン英会話スクールの選び方だと思います。
☆チェックポイント
・講師との相性
・レッスン予約の取りやすさ
・レッスン中のトラブルと対応力
出典:おすすめオンライン英会話スクールと選び方〜無料体験レッスンを効果的に活用しよう!
オンライン英会話スクールで話す内容は、自分が興味のあることをどんどん話すことがモチベーションの向上にも繋がります。
最初からうまくはいかないかもしれませんが、「相手にこれを伝えたい」という気持ちこそが英会話上達の大きなモチベーションとなり、自分から進んで英語を学習するきっかけを作ってくれるのです。
出典:英語学習のモチベーションを維持する具体的な方法【楽しさの追求】編
無料体験レッスンは、どのスクールにすべきかを選ぶつもりが、自分の英会話力のなさに打ちひしがれて終わったほどです。
みなさんも、もしかしたら無料体験レッスンをやって、自信を失うことになるかもしれません。しかし自分の実力を知ったが故に、ちゃんと英会話を継続して学ぶモチベーションとなる可能性も高いです。いきなり英語が話せる人なんていないですからね。
そんなときは最初はとにかく慣れることを目標にしてみましょう。この25分間をどう使うかは自分で決められるのですから。どんなにゆっくり話したって何の問題もないです。しかも先生は画面の向こう側にいるので、早くしなきゃいけないような変なプレッシャーはほとんど感じません。
まずは中学で習ったようなシンプルな英文で自分の言いたいことを言えるようになる、というのを目標にやるのがいいと思います。
英語学習を習慣化するためには
勉強は習慣化してないと、いつの間にかやらなくなってしまいます。どんな言語も使わなくなれば退化していきます(母国語でさえ)。できれば英語に毎日接する機会を作り、習慣化するように心がけてください。
よほど積極的なモチベーションを持っていたとしても、長期にわたりそれを維持することは本当に難しい。だからこそ、絶対にやり続けたいと心に誓ったことは「やらなければいけない状況」を作り、行動を習慣化していくことが継続的に何かを成し遂げる大きなカギとなります。
出典:英語学習のモチベーションを維持する具体的な方法【行動の習慣化】編
時には退路を断つ
それでもなかなか英語学習が続かない場合もあるでしょう。時には強制的に自分が英語を使わなければならなくなる環境を作ることも必要です。逃げ場をなくし、やるしかない状況に自分を置くのです。
試行錯誤をして、よくわかりました。人間がいろんな誘惑に勝つためには、逃げられず追い込まれる状況、否が応でもやらなきゃならない環境を作らなければダメなのだと。それもできるだけ毎日、できればあまり予算をかけずに。
それに比べればスマホアプリなんて甘っちょろいです。向こうから通知で呼ばれたくらいじゃやる気になりません。人間とお金が絡んでいるオンライン英会話こそ、逃げられない環境を作れる最高のサービスであると私は悟ったのです。
出典:英語学習のモチベーションを維持する具体的な方法【行動の習慣化】編
私流の【強制的英語環境】構築方法
・海外で仕事をしたいから(英語を身に付け、ビジネスに活かすために)海外に移住
・外資系企業に入社→会議などで英語わからず必死に学習(せざるをえなくなった)
・積極的にSNSで外国人と繋がっていく(趣味や職種が共通だと繋がりやすい)
・オンライン英会話を毎日決まった時間にスケジュール(時間になったら呼び出される)
大人になると怠け癖が付くので、なかなか新しいことや必要のないことはやるのを躊躇してしまいます。たとえ目標達成の意思が強くても、長期でそれが維持できる保証はありません。できるだけ強制的にその意思を達成せざるを得ない環境を作るのが、自分を成長させるためのコツかもしれません。
出典:英語学習のやる気を維持したいなら【強制的英語環境】を構築すべし
とにかく英語は楽しくやろう!
英語を話すというとペラペラ流暢に話してるイメージがありますが、
自分のペースで会話を楽しみながらやることが何より重要です。少しずつでも「上達した」と言う実感こそが長く楽しく英語学習を続ける秘訣です。
モチベーション維持に最も重要なのは、「スキルアップの実感」です。「なんか英語が話せるようになってる!」という実感こそが、長続きの重要な要素なのです。
しかし、残念ながらこの「スキルアップの実感」は容易に得られません。逆に言えば、そんなに短期間でメキメキ上達しないのです。勉強すれば得点があがる英語のテストのようにはいかないのが、英会話習得の難しさなのです。
出典:英会話を本気でやろうとしてるあなたに最初に伝えておきたいこと
以上です。
いかがでしたか?ひとつずつ着実に実践することで、間違いなく英語を話せるようになります(私自身がその証左です)。「長く続ける」なんて言葉で書くと簡単ですが、実際に毎日続けることはかなりハードです。
それでも何年も続けられた私がそこから得たノウハウを元に、長く続けられるエッセンスのみ抽出したつもりです。
このサイトではみなさんが楽しく英語学習を進められる、モチベーションを維持できる具体的な提案を今後もしていきたいと考えております。このサイトを通じて一人でも多くの方が英語を話せるようになることを願ってやみません。