英単語の学習を苦行にしない方法とは
みなさん、英語学習を楽しんでますか?今回は英語学習の中でも重要ながら単調になりがちでつまらない英単語の覚え方について、私のやり方を書いていきたいと思います。
このブログの中では「英語学習のモチベーションを維持することが最も大事」と力を入れて書いてきました。英語学習の「楽しさを追求」することが私の英語学習方法の本質であり、みなさんにこのブログでそのノウハウやヒントを提供していきたいと考えているところです。
参考 英語学習のモチベーションを維持する具体的な方法【楽しさの追求】編
単語本を丸暗記するとかの苦行は、受験英語やTOEICでは一時しのぎとして役に立つこともありますが、非常に脳への定着率が悪くて個人的には効率が悪すぎると考えています。
そこで上記の記事では「自己紹介を極める」ことを提案しています。
例えば、「私はラーメンが好きです」と英語にするのは簡単ですよね。
そこから、
「豚骨スープの方がしょうゆ味より好き」
「麺は太麺に限る」
「お気に入りのラーメンは、環七沿いにある家系ラーメンです」
と掘り下げてみます。どうです、全部英語で言えますか?しかも、ラーメンに詳しくない外国人相手にです。軽く外国人との会話のシミュレートをしてみると、こんな感じの質問が来そうです。
「ラーメンって何種類の味があるの?」
「日本人はなんでラーメンが好きなの?」
「ラーメン屋って近所にどれくらいあるの?」
「ラーメン屋って儲かる?」ラーメンが好きな人なら、これを一生懸命英語で考え、相手に伝えようとするはずです。
もちろん最初からうまくはいかないかもしれませんが、「相手にこれを伝えたい」という気持ちこそが英会話上達の大きなモチベーションとなり、自分から進んで英語を学習するきっかけを作ってくれるのです。
出典:英語学習のモチベーションを維持する具体的な方法【楽しさの追求】編
国境を越えて伝えたいことを伝える。そのための英語学習
好きなことを相手に伝えたい。友だちや家族に知ってもらいたい。そういう純粋なコミュニケーション欲求を英語に向けることで、自然に言いたいことをベースに英語を習得していくのが良いと考えています。
言わずもがなですが、単語だけを覚えることはナンセンスです。感覚的には、伝えたい内容をそのまま頭の中に刷り込ましていくようなイメージで、その英語が体の血となり肉となるような一体感で覚えます。
あなたにとって必要で、そしてよく使う英語は、あなた自身に関すること。だからこそ自己紹介から考えるのが一番効率的なのです。あなたがどんな人で、何を考えていて、どんなことをしているのか。それを英語圏の人たちにも伝えることが、英語学習の第一歩において大切な目的であり、モチベーションになります。
具体的な方法については、私がやっているやり方を参考にしてもらえたらと思います。
私の英単語習得方法
まずは母国語で、以下の2つをテーマに自分にとって関心が高い内容をどんどん作っていきます。例えば外国人の友だちができたと仮定(リアルに仲の良いオンライン英会話スクールの講師がベターですね)してみると、より具体的なアイデアが浮かんでくるはずです。
私の趣向で恐縮ですが、こんな感じというのがわかるよう具体的にアウトプットしてみました。
1)自分が好きなコト・モノ
・旅行が大好きで、アメリカには何回も行ったことがあります。特に東海岸ニューイングランドのメイン州、ボストンマサチューセッツ、ニューヨーク、ニュージャージによく行きます。西海岸は行ったことがありません。
・ニューヨークに住んでいたことがあります。ブルックリンのベッドフォードアベニュー(L線Bedford Ave.)が大好き。ヨーロッパを思わせるような街並みが肌に合うみたい。
・炭酸飲料が好きで、風呂上がりには必ず1本飲んでいます。合成甘味料が体に合わないので、ノンシュガーの炭酸水を好んで飲んでいます。
・最近はテイラー・スイフトがお気に入り。音楽に合わせて踊りたくなります。
・甘い物に目がなくて、特にアイスクリームはほぼ毎日食べるほどです。コールドストーンクリーマリーは高いのですが特に好んで食べています。
・スターバックスではいつもチャイラテ、オールミルクのベンティ(Venti)を頼みます。
・セブンイレブンのドーナツが割と美味しいので、気軽に買って食べることが多く、このままじゃ太っちゃいそう。
2)自分と関係のあるコト・モノ
・アレルギー性鼻炎でいつもくしゃみしている。3月は花粉症が酷い。
・先日インフルエンザにかかって3日間寝込んだ。
・インターネット関係の仕事をしていて、マーケティングが得意です。春からは小売店舗のマネジメントも担当します。
・4月からは新生活なので、それに合わせたプロモーション企画を考える毎日です。
・ストレス解消方法は、自転車に乗ったり、散歩したりなど軽く体を動かすことです。ただしスポーツは好きではありません。
・自分がタバコを吸わないせいもあり、歩きたばこをしている人を見るとムカムカする。喫煙所で吸えよって思ってしまいます。
事実をそのまま英語にするのはそれほど難しくはないですが、日本の文化を知らない外国人にどういえばわかってもらえるかを考えると、意外と難儀であることがわかってきます。また詳細、ディテールを伝えようとすると、より多様なボキャブラリーが必要になってくるのです。そのディテールを伝えたいのに伝えられないもどかしさ(ストレス)が、英語学習のモチベーションにも繋がっていきます。
このような形で自分が関心のある内容を英語で表現しようとすれば、自ずと知らない単語や表現方法に出会うことになります。それをきっかけに辞書で単語や例文を調べ、自分に関係のある内容として相手に伝える前提で英文を作っていけば、効率的に英語の様々なフレーズや単語を覚えていくことができます。
これがまさに自分が相手に伝えたい内容をフックに英語を学んでいく、私の学習スタイルです。
さいごに
大事なことなので何度も言いますが、何より重要なのは「伝えたい気持ち」です。これがコミュニケーションの原点、私たちが言語を利用する大きな目的なのです。
英単語の参考書に載っている英文や単語はあなたが伝えたいことですか?例文を自分に関係する英文に替えたり、いろいろ自分が楽しくなるような工夫をしながら英語を学んでいくことが、長くモチベーションを維持する秘訣です。
特に英単語は、英語学習の中でも重要ながらなかなかいい方法が浮かばず、苦行になりがちです。今回の記事がうまく楽しくやれるヒントになるよう強く願っています。
もちろん、学んだことはオンライン英会話のレッスンで必ず使ってみましょう。英語は頭だけじゃなく、体で覚えなきゃダメですよ!