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英語学習のモチベーションを維持する具体的な方法【目的の明確化】編

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photo credit: Peter Mooney via photopin cc

はじめに

前回の記事」では、

長期的に英会話の聞く・話すの「感覚」を鍛え続けなければ、スキルアップを実感できない。モチベーションをいかに維持し、長く英語を続けて行くことこそが上達のポイントである。

という主旨の内容を書きました。

じゃあ具体的にどうすればいいの?ということで、今回は英語の勉強を長く続けていく方法、特に英会話学習にフォーカスしたモチベーションを維持する方法について書いていきたいと思います(3シリーズ)。

「英語学習のモチベーションを維持する具体的な方法」シリーズ
第1弾【目的の明確化】「なぜ英語を話せるようになりたいか」を常に&明確に意識する。
第2弾【行動の習慣化】短い時間でも毎日やる。習慣化する。
第3弾【楽しさの追求】常に楽しく英語に接していく。単語の丸暗記とか苦行はやらない。

言語学習は継続してナンボ、のワケ

そもそも言葉というのは使わないとどんどん退化していくものです。母国語ですら、使ってないといろいろな言い回しを忘れていき、表現が貧弱になっていきます。人間は母国語でさえ使わないと忘れちゃう動物なんですね。

英語も同じで、英語を話せるようになりたいと思っている人は、これからずっと英語と付き合っていかないとそのスキルを維持できません。モチベーションの維持は短期的にも長期的にも大切になっていきます。

英会話学習のモチベーションを維持する方法

私の英語学習においては、大きく分けて次の3つのことを心がけています。

【目的の明確化】「なぜ英語を話せるようになりたいか」を常に&明確に意識する。
【行動の習慣化】短い時間でも毎日やる。習慣化する。
【苦行の排除】常に楽しく英語に接していく。単語の丸暗記とか苦行はやらない。

以下、それぞれ具体的に説明していきたいと思います。

「なぜ英語を話せるようになりたいか」を常に&明確に意識する

人間にとって目的意識はとても大事です。それがないと頑張れない、前に進めない。つまり目的なしでは何かをやろうとする行動に繋がっていきません。

もちろん目的意識なくやることも可能かもしれませんが、なかなかうまく行かなかったり、失敗が続くと挫折しやすくなります。つまり「目的意識」は、転ばぬ先の杖でもあるのです。

英語も同じことが言えます。なぜ日常生活に必要のない英語をやらなきゃいけないのか。その「なぜ」の答えがないと英語もなかなか前に進まず上達しません。合わせてその「なぜ」が自分の気持ちときちんとシンクロしなければ意味がありません。

例えば、私の子どもの頃に親とこんなやりとりがあったのを覚えてます。どこの家庭でもありそうですが。

私「なんで勉強が必要なの?」
親「将来立派な人になるためよ」

幼かったせいもあり、私には「将来の立派な人」が全くピンと来ませんでした。立派な人になるとどんな得があるのか。メリットがあるのか。それが子どもにとっては全くイメージできず、結局「立派な人になるため」というのは私のモチベーションにならなかったのです。

もし親が「将来ラクして金を儲けるためよ」と行ってくれた方がもしかしたらもっと勉強したかもしれません(笑)

閑話休題。

ということで「なぜ」は具体的なほど、そして自分の気持ちに強く結びついているほど強いモチベーションになります。「英語を話せるとカッコイイから」というのももちろんアリです。私も人にカッコイイところを見せたい気持ちも強いですから。

しかしそれをより具体的にしたらどうなるでしょうか。例えば「将来外資系で働いて給料が高くし、勝ち組になる」としてみます。こちらの方がリアリティがあります。達成したい意欲が沸いてきます。具体的な「なぜ」は、目の前にぶら下がってる”ニンジン”として大きな力を発揮するのです。

ちなみに私がなぜ英語を話せるようになりたかったかの理由はこんな感じです。たくさんあります。

私が英語を話せるようになりたい理由
・毎日同じ生活じゃつまらない。英語を話せれば、新しい選択肢が広がる!
・外資系企業で働いてるのに自分だけが話せない、わからないママはイヤだ!
・海外旅行で現地の人からいい情報をゲットして存分に楽しみたい!
・英語を使えるようになって、将来昇進して給料を上げたい!
・異文化を知ることによってカルチャーショックを受けて、自分の視野をもっと広げたい!
・将来ニューヨークに住み、積んできた経験を活かして事業を営みたい!

具体的だけどちょっと達成が難しいものもありますが、自分にとって長期的に英語を学ぶ意欲を上げられる大事なニンジンたちです。一つ一つ説明すると数ページ以上必要になるくらい思いのこもった理由ばかりです。

みなさんも自分が無性に英語をやりたくなる「なぜ」を考えてみてください。それがみなさんのこれからの英語学習に大きく貢献していくはずです。

(参考)英語を話せるようなりたい理由の例

思いついたモチベーションに繋がりそうな目的をちょっとだけ考えてみました。何か思いつくきっかけになればうれしいです。

今とは違う自分になり、キャリアアップしたい

同じことを毎日繰り返してる生活から脱却するためには、新しいスキルを身に付けたり、自分が知らない新しい世界へ飛び込む必要があります。英語を話せるようになると、外国人から新しい価値観を学んだり、そのスキルを活かしてキャリアアップが可能。

次のステージで活躍することを目標にすると、俄然モチベーションがあがるはず。

日系企業より給料が高い外資系で働きたい

キャリアアップするなら、やはり外資系企業で働くのが一番です。一般的に外資系企業は給料が高いですし、何と言っても「外資系で働くワタシってクール!」という意識は大きな生きる喜びになるかもしれません。

私の知る限り、日系と外資系の文化の違いはものすごく大きいので、仕事に対するモチベーションにも大きく影響します。ちなみに外資系はレイオフ(解雇)が普通に行われるリスクがあるのをお忘れなく(※経験アリ)。

英語を話せるという優越感を得る

英語を話したくても話せない日本人が大勢います。その中で英語を話せるということは大きなメリットであり、差別化できる大きなポイントになります。もし外国人に道を尋ねられたとき、スムーズに流暢な英語で答えたあなたを、誰もが驚きの目で見るはずです。特に友だちや異性の前では効果テキメンかも(笑)

異文化のカルチャーショックを楽しむ

外国へ行ったことがある人ならわかると思いますが、外国で日本の文化では絶対あり得ないようなことを目にしたとき、その驚きと新鮮さに心がワクワクします。英語を話せれば、その外国人の価値観や生の生活を知ることができる可能性がグンと広がります。人生がもっと充実すると思いませんか!?

将来外国で暮らしたいor暮らす必要がある

日本は平和で暮らしやすいですが、物価が高く、この先も消費税がどんどんあがり、暮らしが良くなるとは限りません。もしものときはフィリピンなど物価が安い英語圏での生活も視野に入れておくのも現実味がありそうです。人口減少の日本では、今後生きて行けなくなるかもしれませんし。

今回は以上です。

次回は、「英会話学習のモチベーションを維持する方法」の2つ目、「【行動の習慣化】短い時間でも毎日やる。習慣化する。」について書きたいと思います。

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