学習方法は誰も教えてくれない
英語を話せるようになりたい。本屋に行けば、よさげな本はゴマンとある。英会話スクールも駅前にたくさんある。オンライン英会話で今までよりずっと安く英会話ができるようになったらしい。
このような感じで、いざ英会話を学ぼうとすると様々なやり方があることがわかるでしょう。
英語学習は学習教材の選択肢が多すぎるくらいあり、恵まれているとはいえ、逆に何から始めたらよいのかわからないのではないでしょうか。
逆に特に何も考えずに学習を開始すれば、TOEIC英語など受験英語の延長上のやり方を踏襲してしまい、結局はうまくいかない。
せっかく英語をやろうと思っても、実際はどう学習すれば話せるようになるかわからない。教えてくれる人もいない。つまり、英語を話せるようになるための「学習方法」を教えてくれる人や場所を見つけられないというのが、一番の課題なのではないでしょうか。
また、それは人に依って大きく異なります。単独のリスニング力、単独のスピーキング力、そしてリスニングとスピーキングが複合された「会話力」がどのようなレベルなのかによって、学習方法が変わってきます。
私はこのブログで「心がときめく英語学習法を見つけるべし」という方針で、好きなことを英語と絡めて学んでいくことを書きましたが、そうは言っても、自分でその学習方法を見つけるのは初心者にとって容易ではありません。
参考 無限にある英語学習方法。自分に最適なものを見つけ出す方法とは?
英語学習方法の究極の1択
数ある英語学習方法の中で1つだけ選んでやるとしたら?
リスニングやスピーキングのレベルがまちまちでありながら、誰も共通でやるべき最もオススメの学習法。それは間違いなくこれです。
英語を話せるようになる最初の一歩は、真似(マネ)すること。
専門用語で言えば、シャドウイングですが、学習方法とは言えないかもしれません。意味がわからなくてもいいからとにかくマネればいいんですから。「聞き流し英語学習」ほどではないですが、それに匹敵するくらいめちゃカンタンで誰でもできる方法なんですよ!
例えば、こんな理由ですべての人にオススメできます。
ただ声に出してマネすれば英語が聞こえて来る&英語のイントネーションやリズムが身につく、英語を話す口の筋肉がつく
●リスニングが苦手な人(受験英語・TOEIC・英会話対策)
集中してマネするだけで、だんだん英語が聞こえるようになってくる
●リスニングは得意だがスピーキングが苦手な人(英会話対策)
自分が話してるかのようにマネして、擬似的に話している感覚からスピーキングのコツ、英語を話す口の筋肉がつく
シャドウイングに最適な英語教材
マネマネ学習(シャドウイング)向け英語教材については、以下を参考にしてもらえると、自分に合った興味を持てるものを見つけられるはずです。
・YouTube
・NHK WORLD
・Podcast(英語ニュースのネットラジオ)
・洋楽で学ぶ方法
実際のやり方は下記記事に書きましたが、とにかく「できるだけ正確に真似る」のが上達の秘訣です。注意深く聞き、できるだけ同じになるように真似る。余裕ができてきたら、意味の理解までできればパーフェクトですが、そこの息までは少し時間がかかります。焦らず着実に行っていくことが英語の上達に繋がってきます。
参考 英語学習のモチベーションを維持する具体的な方法【楽しさの追求】編
さいごに
「え、わかりやすい参考書とか買わなくていいの?」と思った方もいるかもしれませんが、視覚から入る勉強は今までさんざん受験や試験でやってきたはずので、もう止めましょう。英語を話せるようになりたいなら、とにかく耳と口を英語に慣らすこと。それだけで「英語を話すために必要なスキル」がどんどん蓄積されていきます。
学習というよりは、英語の音に「慣れる」こと。それが何より必要なことなのです。
話せるようになるためのすべてのプロセスは以下の記事に凝縮して書いていますが、何も考えずにシャドウイングを日々やってみることで損することは何もありません。学習法に悩むよりもまずやってみることが最初の一歩なのです。
参考 初心者が英語を話せるようになる絶対に外せない5つのプロセス